ホリエモンとのランチとAKB48の握手会では、同じ会いたいでも『会いたい目的・会う事による主観的満足(メリット)』が全く異なるが、本人に質問したい項目がある人なら安いとも言える。
ホリエモンとの食事券10万円は高い? ネット時代に高まる「人と会う」価値
オマハの賢人ウォーレン・バフェットは、米国の長者番付で確実にベスト5に食い込む投資家。最も成功した長期投資機関バークシャー・ハサウェイを率い、独自の投資哲学・情報判断・人脈で『複数の大不況・バブル崩壊』を最小限の損失で逃げ切ってきた。大金を運用する人ならバフェットの市場・経済の話には1億の価値はある。
確かにウォーレン・バフェットの投資哲学・経済観・人物の評伝にまつわる書籍は、数多く出版されているが、『リアルタイムの生の判断・現状の見立て(本音を聞き出せるかは分からないが)』を本人と向き合って聞けるチャンスはない。オバマ大統領も政財界の関係者やロビイストであれば話す意味はあるか。
堀江貴文もライブドアを上場させてM&A・株式分割のレバレッジを掛けて経営した経験があり、東京地検に狙われたライブドア事件(ITバブル崩壊の端緒)では、懲役刑を受けたことも含めて多くの著作を出してもいるが、現時点の個人レベルでのネットビジネスの動向や見通しなどを聞けるのは面白いかもしれない。
現役の企業経営者としてのダイナミクスは失っているが、上場企業の社長の座とライブドア株の巨額資産を失ってもなお、個人レベルのネットビジネスで果敢にサバイバルしてあの手この手のアイデアを出しているのは、知名度の恩恵もあるがその前向きな意欲・バイタリティは人並みのものではないと思う。
AKB48はキャバクラビジネスと揶揄されることもあるが、基本的にはちょっと可愛い女の子で全国的な知名度もあるアイドルに直に会える触れられるという『思春期的な女性崇拝(魅力的な女性の神聖化)の感性』に基づいたもの。精神的なリフレッシュ・楽しさはあるかもだが実際的に有益な情報・経験までは得られない。