ウェブ論壇なる書籍もあったが、きっこや山本一郎、ちきりん等は『ブログ全盛期』の2005年~が注目度が一番高かった時期かも。2010年頃まではざっとチェックしてたがツイッター論戦がメインの時代になってからは読んでないし、全体的に見てもソリッドな主張・見識が目立つ個人ブロガーはあまりでなくなってきているように感じる。
ネット論壇は『同じテーマの議論の角度や材料を変えた繰り返し』といった様相が出てきてから、新規参入者が減ってかつてほどの盛況を見なくなった。ブログのトラックバック機能(他ブログへの言及機能)がほとんど使われなくなった変化やmixiのログイン率の低下(mixi内の議論の不活性化)とも重なるかもしれない。
はてなブックマークなどのSBMにも、マスメディア系・まとめ系の記事が増えて個人ブロガーの影響力はかなり落ちたように思うが、その端的な現れが『RSSリーダーサービスの消滅』だろう。2005年~のブログ全盛期には個人ブログの定期巡回ツールとしてRSSリーダーが普及したが、今は使えるサービス自体殆どない。
記事に出ているネット論壇の論客とされる人たちは、マスメディアの露出や著書の出版などである程度リアルでの知名度も高めている著名人であり、かつてのネット論壇にあった有象無象が乱立して論戦し合う雰囲気や参加意欲は失われて久しい。当時はホリエモンや勝間和代等も頻繁に発言していたがその存在感も随分薄れた。
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