子供のスマホ利用にルールは必要か?:未来のウェブ社会を犯罪に巻き込まれず自由に生きられる教育を。

子どもスマホ、9割ルール必要=犯罪被害防止、アプリ制限で対策―警視庁アンケート

インターネットは大人でも面白くて便利なツールで、ついつい時間を忘れてのめり込みやすい。無限のコンテンツとサービスが溢れており、コミュニケーションとビジネスの機会も数限りなくある、リアルとも連結できる『もう一つの世界』としての魅力がある。

そのもう一つの世界であるインターネットは、使い方次第で毒にも薬にもなるわけだが、判断能力が未熟な子供には『一定の親の管理と確認・ルール設定』が必要になるとは思う。

非難されることが多い『広義の出会い系(SNSからの出会いも含め)』にしても、現代ではインターネット経由の出会いから恋愛・結婚に進展する人が無視できない割合になっていて、インターネットで何らかの接点・話すきっかけができるというのはそれほど珍しい出会い方ではなくなっている。

更に、ネットやアプリが関係するビジネスが生み出している雇用や技術も多い。リアルとネットは厳然と区別する事はできない。ネットの自己表現や対話がまったくゼロで良いという人も少なく、現代では大多数の人がネット経由の人間関係も欠かすことのできないものになっているだろう。

子供がスマホやネットと関係する仕事に就く可能性、大勢の人がネット経由のサービス(通販・手続き)を活用しネットを楽しんでいることも含め、スマホやネットがない世界よりある世界を選ぶ人が多いのも確かである。未来は更にネットとリアルは癒合するだろうし、技術やリテラシーの教育・学習欲を高める事も収益・社会適応につながる。

近未来ではネットとリアルの自律的なバランスの取り方、ネットから得られるビジネスや人間関係・イベントの機会の取捨選択、ネットやアプリの技術・仕組みの学習などの重要性は高まると予測される。『ネットと無縁な生活』を送る事はある種の趣味や贅沢ではあるが、ネットのリテラシーや知識・経験がない事はかなりマイナスである。

『無知・無謀・軽率・違法』、いわゆるあまりにバカで想像力が足りない人は、『ネットの利益・楽しみ』より『ネットの弊害・リスク』のほうが大きくなってしまう。ネットもまた人間がアクセスしてやり取りをしている以上、『もう一つの社会・世界』の様相を呈す。遊び方・使い方・自制を知らず利用するネットが危険なのである。

ネット社会とリアル社会の混合含め、近未来を明るく楽しく生き抜く処方箋はダブルミーニングの側面がある。

『行動力が保たれる程度にはバカになれ』、されど『自分に実害(他人の悪意)や法的リスクが及ぶほどにはバカになってはいけない』という矛盾した二つのメッセージが提示されている。世の中、考えすぎで陰鬱・虚無になれば損をするが、あまりに無思慮で暴走しても犯罪・軽蔑などの罠に嵌ってしまう。

裏まで透明な液晶ディスプレー開発 シャープ、製品化へ

裏側が透けて見えるという近未来的な透明の液晶ディスプレイ。見た目の洗練されたイメージから、ビルや電車などにある『デジタルサイネージ』の広告需要をごっそり奪える可能性はあると思う。

文字の判読の実用性にはやや乏しいが、店舗内の広報用途等に使いやすいディスプレイであり、透明と非透明を切り替えられるような技術ができれば、一般のコンシューマー向けのコンピューターの画面にも採用される可能性があるのではないだろうか。

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