腹黒は『表面的な言動・対応』と『本心における目的・欲望』が違っているという事だろうが、『誰かを傷つける(損害を与える)策略・欺瞞』や『不快な下品さ・極端な悪口雑言』でなければ害は余りない。
女子の3人に1人は腹黒?! 無自覚から隠れまで女子の腹黒事情
わざと相手を十分に信用させてから騙したり裏切ったりする詐欺的な腹黒さは問題だが、『外面の良さ・社会的な表向きの顔・無難な対応』といったものは腹黒さというより他者を不快にしないマナーの部類に入るもの。素の部分の性格が悪い、悪意や嫉妬が強い、生き方ややり方が汚いといった相手と親密になれば面倒だろうが。
家でも外でも、初対面の相手でも親しい相手(友人・恋人)でも、常に同じ態度・価値観・判断・愛想しか示さないという人は現実にはいないが、その落差が『悪い方向にぶれたり崩れたりする相手(素の人間性・生き方が悪い人)』と親密になったり家族になったりすると実害は大きいかもしれない。
実際の自分を隠して良く見せる『腹黒さ』もあるが、あからさまに性格や態度の悪さ・嫉妬や憎悪の強さをさらけ出して『私には裏表がない(好き嫌いや主張を隠さない)』と開き直る人もまた問題だが。『みんな腹黒さはある』といえど日常生活や親しい間柄で『最低限の礼節・対応・やわらかさ』があるかないかの違いは大きい。
DVの加害者になったり、厚かましさが度を越したりする人は、『家族・恋人・親友=ありのままを何でもさらけ出してぶつけても良い相手』と勘違いして、むちゃな要求をしたり下品な言動をしたり支配的に振舞ったりする。親しき仲にも礼儀ありというが『距離・礼節・配慮』をゼロにする事=信頼の証とするのも極端であり、甘えが行き過ぎると関係が崩れやすくなる。
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