全ての人に共通のルールやマナーを当てはめすぎる人、自分と他人を比較して他人がズル・楽をしていると思い込みやすい人は、『自分だけ損をしている（不当な扱いをされている）という不公平感』からイライラしやすい。

他人の行動にイライラしなくなる思考法

『他人の行動が気になりすぎて我慢できない・少しのルールやマナーの違反にイライラする』のは、自分自身が暴言・侮辱などの直接的な被害を受けているか、他の人に差し迫った危険や迷惑が及んでない限りは、『自分の精神的な余裕のなさ・真面目にやっているのに報われないとの思い』に影響されていることも多い。

他人の行動にイライラしない方法の一つは『自分の課題と他者の課題の分離』を行い、『自分のやること』への意識の集中とコミットメントの割合を高めること。もう一つは『人の不完全性の前提』を認識し、『相手の事情・心理』を肯定的に解釈して赦しの気持ちを持つこと。自分も他人に意図せずして不快を与える可能性はある。

全ての人に統一的ルールやマナーを当てはめて、あの人は守っていない、この人はやり方が違う等と批判・非難してイライラしても終わりがない。些細な不快・憤りから、直接、無数の気に入らない他者に注意・指導していくのも、暇を持て余してトラブルも覚悟するなら良いが『自分の人生・課題に向き合える時間』は有限である。