男性専用車両はなぜないのか?:“外見・結婚・子育ての魅力”以外では求め合わなくなる男と女・先進国における男の存在感の低下

女は女だけの空間を好む人の比率が高いが、男は男だけの空間を好む人の比率が低いという事か…男は魅力的な女性が通ると一瞬視線が流れる、悲しき生物学的特性。追突事故の一因にも。

男性専用車両、なぜないの? 女性専用は「82路線」、男性「ゼロ」の理由

20年ほど前、バイクの違反で交通安全講習に参加した際『事故・違反の反省文の原因と対策の読み上げ』のようなものがあった。そこで30代位の男性が『私は路上を歩く女性の姿に10秒ほど見とれ、前方不注意で前車に衝突してしまいました』と読み上げ、これは事故の反省ではなく何かの罰ゲームではないのかと失笑した……。

男性専用車両には、男性側のニーズがない、むさ苦しい男ばかりの車内に押し込められたくないというのもあるのかもしれない。男でも、電車で隣に清潔感のない(酒・体臭口臭・恨み節の独り言・衣服が汚れているなど)何らかのにおいのある男性客が座ってくるとかなり嫌なものですが、女性でそういった方は相当少ないというのもある。

『痴漢・冤罪』を身近に感じている男なら、男性専用車両もウェルカムと思うことになるだろうが、現代では『男が女を嫌う+女が男を嫌うという構造』が過去よりもかなり浸透している影響もある。

女性の中には『自分の好みではない男(タイプかメリットのない男)とは一切関わりたくない・視界にも入れたくないという女性』も増え、ますます若者中心に恋愛・結婚等から離れる風潮は強まりそうではある。

恋愛や結婚というものも、『外見・性・周囲の評価の部分での魅力』『結婚・子育ての部分での必要性』を除けば、女性にとって男性一般は殆ど必要のないものになってきつつあるのかもしれない。

若い人を中心にして、早い段階から『どうせ自分は好みの女からは好かれないという弱気かつひねくれた男』が増えて、それがミソジニー(女性バッシング)や同性愛傾向(ホモソーシャル)に変質しているのも気になるところだ。カフェやレストランなどを見ていても過去と比べて『カップル・男女混合の客』は減った印象がある。

若者世代の集まり具合を見ても、外見・趣味・考え方が『同質性の強い集団』になっていて、『仲間集団の中の異質性・異端』を許さない空気がある。綺麗なしゃれたお姉さんはそういった人たちばかりで集まり、イケメン風も似た感じの人で集まるが、『多様性の減少・好き嫌いの強さ』は現代の同調圧力・無縁化の象徴かもしれない。

女性が女同士でつるむ(男との関係よりもそっちが楽しい)の傾向が、過去よりもかなり目立ってきたように思いますが、最近の女性の男性の好みが『中性的で男性的特徴の薄い男』に変わり性欲も落ちてきたように、本来、女性は男よりも女同士のほうが居心地が良い人の割合が多いのかも。女性同士が好きな中高年も多いです。

遺伝生物学の分野では、先進国では性染色体で男性にだけあるY遺伝子が段階的に小さくなっていて、数百年のスパンで男性的特徴が大幅になくなるか、男性性と女性性の区分に何らかの進化的変化が起こるのではないかとも推測されているが、『戦争のない平和な世界・完全に男女平等な世界』では性の境界が弱まる(男の必要度が落ちていく)のだろうか。

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