常識的には大沢樹生が被害者だが、DNA鑑定で何をしたかったのかは判然としない。離婚後に関係が悪くなった障害のある息子との親子関係を解消したかった見方もできるが、息子は母親になつき渡米したので結果はお互いが納得いくものなのか……。

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『喜多嶋舞が不倫をしていた＋血のつながった子ではない』ことで親子関係を継続しがたい感情になった影響もあるだろうが、鑑定以前に『息子が自分になつかない・意思疎通が上手くいかない・自分に遺伝的問題があるのか』等の報道がある。父子の折り合いの悪さの原因を血縁関係がないからではと思うのは一般には不自然だが。

初めから喜多嶋舞が別の男と関係を持った疑いを確信的に持っていた可能性があるが、『息子との関係が上手くいっていればDNA鑑定をしなかったのか？そのままの父子を続けていたのか？』がクリティカルな点だろう。結果、息子は父親と合わず母親と一緒に米国で暮らすとなったので、DNA鑑定は息子の選択の追認になってしまった。

普通は自分の娘でも、良くしてくれた夫を裏切って別の相手と子供を作ったとなると、父親が自分の娘を叱責して大沢樹生に平謝りしてもおかしくないが、喜多嶋側の父親は相当大沢を毛嫌いして人間性を非難している点も身内びいきを越えて理解しづらい。息子と上手くいかなかった原因にもよると思うが。

初めから、薄々自分の子供ではない可能性を意識していたため、そういった不満から息子に対してもぎくしゃくした対応や無意識的な拒絶心があって、息子との意思疎通がずっと上手くいかなかった（喜多嶋との夫婦関係も悪かった）ということになるのか。離婚から再婚してかなり年月も経過したと思うが、蒸し返しの益はない。