群馬県・軽乗用車とバイクが衝突して高校生ら4人が死亡, 滋賀県・少年が速度超過でRV車横転の事故

バイクはブレーキの制動距離が車より長く、車重のある大型バイクなら更に急には止まれない。バイクの速度は不明だが対向バイクの加速感は見誤りやすく、相手の車が来るか来ないか曖昧な状況で速度を落とさずに突っ切ろうとするライダーもいる

軽乗用車とバイクが衝突、高校生ら4人死亡 群馬・太田 (朝日新聞デジタル – 05月29日 11:17)

信号のない交差点とあるから、軽乗用車はバイクを視認した時点の距離で『このタイミングなら右折できる』と判断したが、バイクが加速しながら直進してくる場合には『数秒間での予想以上の接近』に驚く事は多い。ライダーが直進優先を過信して加速、軽が安全の為にゆっくり右折で、ちょうどぶつかるタイミングになったか。

法律上は直進優先だが、自分が法定速度以上に加速しようとしている状況では特に(本来は急加速はダメだが)、『相手が自分のスピードを把握してない可能性』を考えなければ危ない。交差点での死亡事故では『車とバイクの体感速度の違い(バイクが思ったより速い)』が原因になりやすく、バイクは車をとろく感じやすい。

法律上も『交差点は緩やかに進入しなければならない(加速して通り過ぎてはならない)』とされており、それだけ他の車・バイクの次の行動やタイミングの取り方に『個人差』が生まれやすく事故が起こりやすい。右折は無理のないタイミングで曲がり、優先の直進でもウインカーを出した右折車があれば少し注意して進みたい。

●10代の車の事故は免許取立ての浮かれ気分で大勢を深夜~早朝の時間帯に乗せる時に起こりやすい。運転技術以外に『夜の視認の悪さ・無目的・雑談で注意散漫・飛ばす=上手いと錯覚』の影響も大きい。

「スピード出し過ぎた」=RV車横転、運転の少年逮捕―滋賀県警

夜に雨が降っていたり夜の山道だったりすると、運転に慣れている人でも、白線が見えにくかったり街灯が一本もなくて視界が狭かったりで、昼間の運転よりも事故リスクを上げる要因は増える。目的地もなくダラダラと走り続けるのも集中力低下を招きやすいし、運転に慣れてないと姿勢が悪かったりで知らずに疲れも溜まる。

夜間・早朝は、昼間と比べて他車と事故を起こす確率は格段に下がるが、他の車がいないために速度を出しすぎたり白線から外れて走ったり歩道を踏んで近道をしたり、いい加減な運転をしやすい気の緩みが出やすくなる人もいる。他車と合わせて並んで走る意味(速度や路線を逸脱しづらい)では、昼のほうが安全である。

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