民進党で『旧維新系のグループ』が最大勢力に!:自民党と民進党の政治理念の接近か

民進党も旧民主党と同じく『基本的な政策・思想の異なる政治家』が野党勢力の糾合で寄り集まった党だが、旧維新の勢力が主導権を握れば自民党との政策理念の差は縮まる。反既得権が民進のカラーになるか。

維新系、代表選で主導権狙う=民進内最大グループ結成へ

旧維新系が民進党で最大勢力になれば『リベラル・社会保障(大きな政府の再分配強化)・護憲』などの旧民主党のイメージはなくなり、民進党も自民党とは異なる内容で改憲を標榜する勢力になってくるだろう。憲法改正による統治機構改革が維新の党是だったからだが、社会保障・財政規律・官僚主義への態度も変わる。

政界を一時引退した橋下徹の政治理念・政策方針から維新系は『分裂原因となった大阪都構想・野党大連合(民主党との合併)以外の部分』で大きな影響を受けてきたが、『改憲・地方分権(道州制)・小さな政府・社会保障削減・規制緩和と市場原理』など維新系の政策が民進党でも中心的なものになっていくのだろうか。

政党区分での保守とリベラルの対立軸が消えたとも言えるが、保守の定義が曖昧化していく中で個人の権利を制限する国家目標的な改革が進められやすい議会の勢力図式になってきた。自公政権の一強多弱の構図は最大野党も類似の理念・勢力になることで選択肢は減るが、実際直面する社保・税・人口動態でも選択肢は乏しくなってきている。

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