簡単・手軽に幸せになれる方法はあるのか?:パターン化された生活習慣を変えるか現状追認の諦観か

『人間関係と仕事の充実・目的意識・経済的余裕・達成感ある活動』を軸に、『運動と休養・スキンシップ・日光浴・バランス良い食事・今ここからの楽観主義』があれば確かに『幸せ』かもしれないが、それは手軽・簡単な方法でもない。

“超手軽”に幸せになれる6つの方法

『超手軽に幸せになれる方法』としてセロトニンやオキシトシンを増やせば良いというのは脳内ホルモンの化学的還元主義だが、『脳内ホルモンを増やせば幸せ』というより『自分にとって望ましい状態に近づく努力』か『現状のあるがままを無理せず受け容れる諦観』かによって、人は今よりかは良い精神状態になりやすい。

幸福感と不幸感のどちらが強いかは、認知的要因では『楽観主義か悲観主義か』で変わるし、『現状に満足できないが現状を変えるコストやリスクも取れない人』はどうしても不満・苦痛を感じながら現状に耐えるになりやすい。『客観的な状況・関係』に決定的原因があれば、それに対処しないと認知や習慣の改善だけでは難しい。

自分の意思・認知(受け止め方)・行動によってある程度まで自分の気分・感情をコントロールできるというのは、認知行動療法などで知られた方法論であるが、『生活習慣・人との関わり方を変えれば基本的認知も変わる』という可能性は高い。だが無意識にパターン化された易きに傾く生活習慣を抜本的に変えるハードルは高い。

逆説的だが『無意識にパターン化された生活習慣(運動しない・食べ過ぎる・愚痴をいう・人からの承認にこだわる・後回しにする)』などを変えようと思って変えられる人は、セルフコントロールの意思力がかなり強い。生活習慣や行動様式を意識的に変えられる経験を積めば『生きづらさ』から概ね自力救済で解放されてしまう。

スポンサーリンク