雪山のスノボや登山は基本自己責任で本人は了承しているはずだが、雪山を知らない遺族からすれば『救助隊の管轄内の致命的ミス』に見えたのか。故意でない救助中の過失は免責すべきと思うが。
「山岳救助に過失」賠償確定=死亡男性遺族、北海道警訴え―最高裁 (時事通信社 – 12月01日 18:01) (12月02日)
雪山の自己責任は原則だが、遭難したくてする人がいないのもまた前提だから、最低限の救助活動が行われる。リスクのある雪山登山には日本山岳会などが世界の高峰を目指した歴史や近代のアルピニズム文化もあり、『雪山環境へのチャレンジやアクティビティ』には一定の文化娯楽的・思想的な価値も認められるべきとは思うが。
先進国では『山の国立自然公園指定・遭難対策・救助隊の訓練と待機』に一定の予算を割いてくれていることに感謝すべきだ。危険度の高い雪山の登山やレジャーは基本推奨されないが、積雪しないシーズンであれば、登山やハイキング、山のレジャーは自然資源を有効活用してふれあうアウトドア・健康増進としての推奨要素もある。
危険を覚悟で雪山に登ったりスノボをする人は、『自己責任・死のリスク』を了承していると思うが、いざ雪山で遭難し現実の死が迫れば『救助要請したい心理』をゼロにできるわけはない。実際に遭難してから出てくる人の弱さ・怖さも織り込んで、山岳救助体制を予算に組み込み、有志が救助支援してくれる事はありがたい事だ。
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