おひとり様の行動圏の拡大:一人でどこにでも行けるが、少しは承認されたい欲求

本気で行こうとすれば誰でも一人で行ける所ばかりだが、『一人でどこまで行けるかどうか?』より『一人でそこに行って楽しめるか?』や『現在の状況や関係に悩んでいないか?』の方が重要だろう。

焼肉、カラオケ、遊園地……「お一人様」どこまでいけますか?

一人でどこにでも行ける人、一人でどこに行っても楽しめる人は、確かに精神的自立度が高く、自分の世界や指針を持つ人である可能性が高い。だが一人で行けないというか行きたくない人(一人なら極力出かけない人)も、精神的自立や行動力は低いかもしれないが『集団協調・社会適応・もてなし』に優れている事もあるだろう。

一人行動の最大の魅力は『自由・気楽(他者の反応や都合に振り回されない)』なことであり、決まった同行者がいないことで『現地でのふれあい』もしやすい。一人が好きな人の中には『他人に対する興味・情の薄さ』がある事も多いが、逆に他人と一緒の共同・共感を求めているのに無理に一人で行くと、行けても楽しみづらい。

『誘おうと思えば誘える相手もいるが、敢えて一人で行動する』と『天涯孤独に近い状況で、一人で行動せざるを得ない』では、大多数の人は自己イメージの捉え方や気分・感情のあり方が変わる。年齢・経験・世界観によっても状況認知・孤独感は変わるが、『他者との対話・承認・共感』は一人好きな人でもゼロはきついものだ。

mixiのようなSNSで『自分は一人でどこでも行ける』とつぶやいて、イイねやコメントを貰うのも『他者からの認知・共感への欲求』の面がある。『人の目を気にする』のは、『その場に一人でいること』を自分自身が苦痛や不適切(家族・恋人など誰かと来たいがいない・周りはみんないるみたい)に思っているだけである。

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