くら寿司のネット上の中傷に対する訴訟問題、 近年の日本は自動車事故も刑事犯罪も減少傾向に。

○くら寿司も個人の感想・意見のコメントとして放置していれば誰にも注目されず忘却されたと思われるが、こういった相手を困らせて楽しむ頑固な型の確信犯・愉快犯に対抗しても時間・金銭の浪費だろう。

くら寿司がネット上の誹謗中傷に反論 「看過できない」と情報開示請求に至った理由を説明

『無添くら寿司』の商標に対する言いがかりだが、くら寿司側は『四大添加物の無使用』を中心にして無添と称し安全品質のイメージ戦略を展開しているだけで、『全添加物・食材としての果糖等』を一切使ってないとまでは言っておらず、現実的に全国チェーンでそこまで徹底することは不可能に近い。

くら寿司が対抗措置を講じた背景には、不特定多数の個人投資家が閲覧している『株式の掲示板』において、くら寿司の企業価値・経営理念を不当に毀損するしつこい誹謗中傷を繰り返していると捉えた事もあるのだろう。株式の掲示板にはこの種の『ネガティブ・コメンテイター(株価誘導の願望含め)』は結構いるものだ。

『客観的根拠・論理的正当性のあるまっとうな企業批判』でなければ、『口汚く感情的に書いた自分の批判・非難』について企業から取り下げてほしいと頼まれれば、削除することもやぶさかではないと思うが、訴訟を起こされてもどうでもいい誹謗中傷を消したくないという頑固さは、なかなか気難しい性格の人なのだろう。

裁判や法律の観点からはこのレベルの非難であれば、『個人の言論・表現の自由の範疇』であり、強制的に『会社に対するネガティブな評価や乱暴な口調での非難』を書くなというわけにはいかない。『イカサマくさい』程度の言葉で、実際の企業価値が落ちるとも思わないが。

くら寿司も直接交渉したりお願いしてみて、相手が書き込みを削除するなどしていれば訴訟までしなかっただろうが、恐らく話しても『俺は間違ったことは書いてないので今後も言いたいことを言わせてもらう、くら寿司はイカサマだ』な感じで平行線だったのだろうw話を聞く態度がない相手とまともにやり合うと面倒なだけだが……。

○戦後は事故も犯罪も減少傾向にある。事故は『道路事情・車の性能・無謀運転減・安全運転(飲酒激減)』が影響する。犯罪減は『平均的な人の遵法や倫理の向上・社会のエネルギー減』で双方に高齢化要因もある。

交通事故死1000人超す=最も遅いペース―警察庁

20~30年ほど前の若者と現代の若者を比較してみても、優劣は別だが積極的・攻撃的(他者衝突的)なエネルギーが減少した印象があり、代わりに社会適応的(表層の)なマナー・礼儀・穏やかなを持つ若者が増えている。暴力団構成員の予備軍になるような不良比率も激減した観があり、平均して無難な戦略で優等生的である。

事故や犯罪が減少を続けるのは喜ばしいことであるが、善悪織り交ぜたエネルギッシュで人口も増えているような新興国・途上国はやはり事故も犯罪も増大傾向になりやすい。日本は世界水準で見ても『理性的な先読みをする国民性』が強まっており、高齢化もあって社会全体の成長を目指すイケイケなエネルギー量は低迷している。礼儀正しくて他者に直接の危害を加えない、車の運転も安全運転に気をつける人(飲酒運転を絶対にしない人)が増えるということ自体は良い時代の変化ではあるが。

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