「友達が写っている写真」を無断でSNSに投稿するのはマナー違反だが、大人と中高生では「人間関係・感覚の違い」もある

中高生は肖像権の意識自体が低く、親しい友達の写真をアップする時に許可を取らなくても良いと考えるのだろうが、大人と中高生では写真を公開する意味・意識・影響がかなり違うのはある。

〇「友だちが写っている画像を無断でSNSに投稿」と規範意識の低い中高生の30%以上が回答 警視庁の調査

いじめ・犯罪のような本人の惨めな姿を写した写真の公開は許されないが、『公開範囲を制限したSNS(学校の友人しか見られない環境)』で一緒にご飯を食べに行ったりテーマパークに出かけたりした友達と一緒の写真をアップする場合には、自分以外の友達の顔にぼかしを入れる修正をしてアップする方が違和感はあるかも。

原則として、SNSにアップしても良いか友達に断りを入れてからにするべきだが、中高生の年代では『友達との親密度・写真の情景や内容』によって一般的な問題のない写真で公開範囲が適切であれば、暗黙の了解でお互いにアップしていることが多いのだろう。誰でも見られる環境でのアップは確実に了承を得るべきだが。

中高生の世代であれば、大人より『誰かと一緒に写った写真を見られること(自分がその日時・場所でその相手と一緒だったことを知られること)の問題点』は少なく、同じ学校で普段から仲の良い友人との内輪ならトラブルになりにくいのもある。写真のネットでの悪用や不倫トラブルなどもあり、肖像権にシビアな時代になった。

テレビも街中の景観の撮影での通行人の肖像権の扱い方はまちまちだが、顔を大きくはっきり映さないように配慮することが増えた。昔は通行人の一人に勝手にカメラがクローズアップして、暑さ寒さを間接的に伝えるような天気予報もあったが、今は許可を取らないと問題になる。通行人全体にぼかしを入れるのは過剰に感じるが。

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