親の学歴と子の虫歯治療率の統計的な相関に因果関係があるか分からないが、『乳幼児期の口移し・箸共用による虫歯菌感染の予防』を3歳まできっちりしたかで口内細菌環境と虫歯率は変わるようだ。
親の唾液からの乳幼児期の虫歯菌感染を予防できたかと併せて、高学歴者の方が『規則正しい生活・歯の健康に良い食事内容(砂糖・菓子・炭酸飲料の摂取制限)・歯磨き習慣の徹底』を実践している率が高いといった要因が関係している可能性はあるかもしれない。子供の健康維持に必要な情報・知識を広く集め、正しく理解して実践した高学歴の親が多いというような原因もあるのだろうか。
しかし昔は虫歯ゼロの子供は小学校で表彰されたりすることもあったくらい少なかった記憶があるが、今の20代以下の若い人や子供は昔と比べて格段に虫歯保有率が下がった。虫歯ゼロの人も増えたが、歯を大事にする・綺麗にする審美的文化の強まりもある。高齢になると残存歯数が食事・健康・QOLに影響するから大事だが。
虫歯は一度深く浸食されると完全に元通りにすることが不可能なので、永久歯の虫歯を作らないこと、初期虫歯の段階での予防が重要になる。小さな頃は特に親が子の歯磨きを手伝ってあげて定時の歯磨き習慣を付け、歯に良い食生活の実践が虫歯予防に効果的だが…親自身も菓子を減らすなどある程度ストイックじゃないと難しい。
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