稲田朋美氏の『PKO日報問題・公選法違反の選挙演説』は、安倍政権の支持率急落の一因になった。安倍首相の閣僚人事は稲田・金田・山本・今村と『役職の見識欠如』が仇となった情実人事で、重要な答弁が拙い。
安倍首相は悪く言えばネポティズム(縁故主義)の利権政治・仲間優遇、良く言えば昭恵夫人と合わせて親しい付き合いの相手との義理人情に厚いとか断りきれない優柔不断さでもあるのだろう。森友学園・加計学園の不正関与の疑惑でも、知人や友人からのメリットもある要請をやんわりグレーゾーンで聞き入れた事に端を発す。
安倍政権のレームダック化の兆候が見えてきて、国民の関心が強い『経済と景気・政治と公正・閣僚の能力と資質』の部分で失策を繰り返して、短期間で急速に支持率を落としていった。首相本人の学校法人の不正関与疑惑が強まる中で、国民の要請の弱い自分がやりたい『憲法改正』を必死に打ち出したのも逆効果になった。
仙台市長選でも政権不信が災いして、半年前なら磐石の支持基盤があるはずの、自公推薦の菅原裕典氏が落選、野党共闘体制で擁立した郡和子氏が当選した。地方で自公推薦候補が勝てなくなってきているが、安倍政権が『内閣改造』だけで凌ぐのか、何らかの追い風が吹き野党が失策した時点で解散総選挙に打ってでるのか…。
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