○『バイトル・バイトルNEXT』を主力とするディップの投資、昨年は値幅の大きいボックス相場で人気でしたが、今年は過去最高益が確実視され求人状況も良いのにいまいち。CMキャラをピコ太郎から乃木坂48に変えバイト特集番組までやっているが、若いキラキラ女子のバイト宣伝は中高年増の求人市場に受けない恐れも高そうである。
リクルート系のエン・ジャパンはタウンワークを運営していて、ある意味でディップと同業種といってもいいが、株価は対照的に一直線で上がり続け、ディップの2300円前後に対して、元々同程度の株価だったものが3850円まで突き抜けた。リクルート本体も上昇が続くが、リクルートIPO以降、ネームバリューで押す。
フィスコ短信では、7月の有効求人倍率は1.52倍で、1974年以降43円ぶりの高水準、若者人口の段階的減少によってアルバイト・正社員(新卒)・派遣社員の雇用形態において、需要に対する供給が追いつかなくなっている。空前の売り手市場だが、専門性や適性、年齢、実績の査定もあり誰でも雇うわけではない問題が残る。
経済指標と一般の生活実感との落差が開いているが、雇用市場の活況にしてもただ若い人を中心にどんどん企業が欲しいと思える人材がいなくなっているという日本全体の高齢化現象の反動と見ることもでき、東京五輪までの『日本経済の最後の晩餐』になる危険性を考えれば、当然現時点の日経平均や個別銘柄で安心などできない。
○カロリー過剰摂取(過食)と運動不足による体重増加は生活習慣病のリスクだが、食行動・運動・体型変化には遺伝・ストレス・労働環境も関係する。長時間拘束の仕事でストレスが強いと太りやすい。
仕事のストレスが強いと好きな食べ物を食べることによってストレス解消しようとする行動が増えるし、仕事後の飲み会や接待の飲食が多い仕事だとカロリー過剰摂取につながりやすい料理が連続して続くことも増える。深夜に帰宅しての食事も太りやすく自由時間が少なければランニングやトレーニングをする時間が確保しづらい。