相手を不快にさせずに断ることの難しさ:特に男女関係ありきの誘いは断れば相手は傷つくか不快になりやすい

一方的な借金や労力の要求なら断るのは簡単だが、「相手の好意・善意」があって自分の気持ち・都合だけで断る時は何らかの精神的抵抗や申し訳なさは生じる。OKしたり断ったりなら関係は崩れないが、食事の誘いもずっと延々断るなら崩れる。
相手を不快にさせない!上手な断り方3つのポイント

いくら毎日忙しいといっても、近場にいて行こうとする気持ちがあれば、食事やコンサート、映画などに、半年以上も絶対いけない(1日も半日程度の自由がない)理由は殆どないはずだから、「自分の気持ち・都合以外の理由づけ」は難しくなる。相手を不快にさせないというより、早く断るは心理的負荷を下げる断り方だろう。

論理的必然に基づく心理学的な対人処世術としては、「すぐに即決で返事をしない心理状態」は、あまり乗り気でなく角が立たない無難な断りの理由を探している状態に近い。「結論ありきの理由探し」でぐだぐだ時間・感情を浪費しても余計ストレスがかかり無駄ではある。断り方に限らず内面的な迷い・苦しみの多くに共通する。

相手の反応や気持ちをあれこれ想像して起こる内面的な迷い・苦しみの多くに共通するということだが、そういった迷い・苦しみの多くは「結論ありきで変えられないから一人で苦しんでいるだけ」か「相手が傷ついたりがっかりすると分かっていても結局結論は変えない」なので、自分が変わる可能性がなければ悩みに意味はない。

社長・上司に異性として気に入られて、食事やホテルなどへの誘いを断った女性がパワハラというのは、会社でありがちなパターンだが……実際、断られた場合の関係維持の方策・自己制御もなく「部下・被用者を誘う上司」というのは、誘った時点でノーといえば嫌がらせすると決めている確信犯的なセクハラかストーカーで論外だ。

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