日本人にも中国人にも朝鮮人にも当てはまるが「一般人で戦争をしたい人はいないが、外国から侵略される脅威をプロパガンダすれば一般人でも戦争賛成に回る」、歴史の教訓に自覚的であれ。
中国の夢は日本の悪夢。侵略されたいなら「憲法9条」を変えるな (http://mixi.at/agiuRP6)
ナチスドイツで宣伝部門・プロパガンダを担当したゲッベルスやゲーリングも、「民衆の世論や保身はあるが、最終的に戦争を決断するのは政治権力(総統ヒトラーと我々)である」とし、「戦争しなければドイツは破滅し侵略されるのプロパガンダ」を徹底的に行った。ドイツ人は「やらなければやられる」に意識をのっとられた。
安倍首相も北朝鮮問題で「対話の拒絶・圧力と武力対抗」を通そうとしていたが、「外国・外国人にやられるを強調する政治権力・メディアの動き」は「一般庶民の犠牲・負担の受入れ準備」のような効果を持つ。北朝鮮でも一般人は戦争などしたくないが、政治が民意や庶民の保身を押さえつけ危険な外交を勝手に決断する。
ナチスのゲッベルスの語る、民主主義であってもプロパガンダと人身操作がある程度効果を持てば、「戦争でも増税でも重要事項は最終的に我々(政治権力)が決断する」というのは民主体制下においても議員任期内は一面の事実である。国民主権といえど実質の庶民は無力に近く、権力の分有主体として国策への力を持ち得ない。
中国がナチスと同程度の積極的侵略の脅威を持つか、海洋権益・無人に近い島嶼を超えて他の国民国家の国民居住地まで武力侵攻してくるかについては疑問ですが、総力戦ならお互い破滅するだけですね。北朝鮮のミサイルは侵略でなく被害・汚染の脅威ですが、叩くなら時期を早めるべきでしたね。
歴史の教訓として、侵略意図を持つ国を早めに攻撃して無力化しろというのも一理ありますが、今の中国はかつてのナチス以上に強大かつ国際的影響の範囲も大きいので難しい。GDPで日本の2倍以上で、日本はさらに超高齢化・財政赤字拡大の国内問題が大変になっていき国防以上に社保・民生のリスクが高い。
国家間の対立や周辺的領土の利害、歴史認識というのは、一般庶民にとっては人生の重要度として低いのが普通だが、プロパガンダは「侵略されたいなら「憲法9条」を変えるな」のように「政治的・軍事的な上層の意思決定に無理やり庶民の人生を巻き込む作用(無関心・非協力は非国民・売国奴など含め)」を持つ。
戦争の脅威や外国の侵略が迫っているというのは、北朝鮮では日常的に宣伝されるが、客観的には「アメリカが侵略・攻撃してくる」のではなく「北朝鮮の政治・権力者が米国の脅威や鬼畜ぶりを言い立てている」だけである。脅威や危険は政治・権力・報道が作り出しているだけで、庶民の生活や意識から生まれたものではない。
国家の発展期・成長期には、古代のギリシア・ローマ・中華王朝・ペルシア・エジプト・ヤマト王権から延々と「帝国主義的な領土拡大」が起こってきた。社会的政治的動物の本能として「力があれば拡大したい衝動・支配欲」はあるのだろう。ただし権力者や司令官でない者の多くは「力のある錯覚」で命を落とした者も多いが。