○長期的な夫婦関係(男女関係)で会話が弾む人もいれば無くなる人もいる。自分から積極的に話しかけたくなる会話欲求を刺激してくれる相手が、コミュニケーションの相性が良いのだろう。
夫婦の会話がなくて夫婦生活がつまらない……寂しさを募らせるママたち (ママスタジアム – 06月01日 13:01) http://mixi.at/a9H42fP
男と女は「恋愛・エロスで強い欲求がある時期」や「家計・子育てなどでこまめに協力し合う必要がある時期」を除けば、「コミュニケーションの相性(話したいと思う話題)」が食い違うことも多い。相手の話を聴きたくなる共通の話題・関心事・趣味でもあればいいが、いったん話さなくなると話す頻度・時間は減りやすい。
初期の頃には、相手の存在や笑顔、声そのものに魅力を感じて、用事がなくてもあれこれ話しかけることが多いものだし、男性は女性に好かれたい段階では自分からしきりに話題を考えてでも話しかけるものだが…中長期的な関係で相手の話題・反応が予測できてしまい過ぎると、逆に話す必要性を感じにくくなるのだろうか。
付き合う前や付き合って間もない時期には、「会話・コミュニケーションによって自分が一緒にいて楽しい・面白い男だということ」を相手に伝えたいという目的もあるから、初めの頃の話好きは当てにならないこともあるのかも。長い付き合いになった夫婦関係・男女関係では、「相手そのものへの強い関心・高揚感」が消失する。
女性は長期の付き合いや結婚生活になると「地道な生活・お金・食事などの小さな世界や人生設計で閉じた話題」が増えるが、男は生活密着の話題や小さな世界(隣近所など)に閉じた話題というのは、好きな人とどうでもいい人とで極端に分かれる。逆に女性は、男が好む大きな世界・思想哲学・社会時評などには大半が興味ない。
総じて言えば、「相手に好かれたい・親密な関係になりたいなどのミッション遂行型のコミュニケーション」と「今と同等の良い関係を保ちたい・お互いへの関心を維持したいなどのメンテナンス型のコミュニケーション」では、目的意識も適性もかなり異なり、メンテナンス型の付き合いは一般に面倒くさく感じやすいのだろう。
○岩崎容疑者のように人知れず「親族間(生い立ち・現状)の不満・社会憎悪」を溜め込み、社会に報復を企てる加害者は、無関係な他人にとって脅威でしかないが、事前に予防・ケアする具体策も少ない。
岩崎容疑者、社会から孤立した姿浮かぶ 携帯も持たず (朝日新聞デジタル – 05月31日 21:42) http://mixi.at/a8znITR
「勝手に一人で死ね・無関係な他人を巻き込むな」という切り捨てや倫理観は、「社会全体・他者全員を敵と見なしてテロ的な無差別殺傷を仕掛ける加害者」には何の抑止力にもならないのは自明である。特に「死刑になりたい・その場で射殺されていい・殺したら自殺する」の方向で自棄になった加害者は止めようがない。
その意味で、「徹底的に社会・他者を憎悪させないこと」が重要だが、岩崎容疑者のように「親から見捨てられた・親戚から差別された・誰にも興味や愛情を持たれなかった・異性にも恵まれない・学力や仕事能力もない」などのマイナス要因が積み重なり、人から遠ざかり逆恨みする性格だと心理社会的なケア・支援も困難になる。
とはいえ、アメリカで無差別乱射事件が繰り返され、EU諸国でも無差別事件・連続殺人が起こり、中東・アフリカのイスラム圏では残酷なテロリズムや女性差別・子供虐殺が続くように、岩崎容疑者のように「世の中・他人を憎悪して凶悪犯罪に走る人」は、世界的にも歴史的にも特別に珍しい存在とまでは言えない。
ある意味、人間社会にも一定の淘汰圧があり、愛情・金銭・関心などを巡る競争原理が働くので、「望むものが手に入らないフラストレーション」は当たり前だが、「生まれてから現在まで一切の楽しみ・愛情が無かったと悲観的に解釈する人」が孤立・侮辱・絶望などを味わうと、テロリスト的・無差別殺傷的な主体になりやすい。
○人間が常に何らかの不平不満を抱える存在であり、人の脳が不完全な機構である以上、「銃社会」は必ず「確率的な乱射事件」を誘発する事になる。銃乱射の男が「(元)市の職員」というのも異常な話だが…
米バージニア州で乱射、12人死亡 犯人の男死亡 (朝日新聞デジタル – 06月01日 08:36) http://mixi.at/a9HIKtj
むしゃくしゃして殺傷したり放火したりする事件は多く、みんながみんないつも「ハッピーな他人の幸せを自分の幸せにできる心理状態」であるはずもない。「不安定な精神状態+世の中・他者への逆恨み」で銃器を携行している人が米国のどこかには必ずいることになる。ある意味、乱射がいつか来るロシアンルーレット社会である。
○米国では今年4人以上が被害にあった銃撃事件は150件目…川崎市の無差別殺傷事件だけでも日本では酷い事件なのだが、米国ではそれ以上の犠牲者が出る無差別事件が半年で150件、治安が違いすぎるな。
米国の銃乱射、ビルのすべての階で犠牲者 周囲に不満も (朝日新聞デジタル – 06月01日 17:00) http://mixi.at/a9HLr1F
何の免許も許可も必要なく、18歳でライフル、21歳で拳銃・自動小銃を所持でき、州によっては公共の場所に携帯しても良いというのだから、米国の銃武装権を認める合衆国憲法が19世紀の時代感覚で止まっている。世の中や他人に不満を抱くこの公務員のような人間が、職場に自動小銃で乗り込んできたら対抗しようがない。
○http://news.livedoor.com/article/detail/16552103/ 松永太死刑囚の北九州監禁連続殺人事件。川崎市無差別事件などとは性質の違う戦後有数の猟奇的・洗脳的な凶悪事件の一つ。普段にこやか・饒舌な人物を演じるこの松永太という男は煮ても焼いても食えないサイコパス…
しかしこの緒方純子という女性もよほど不運な星の下に生まれたというか、本来何の接点もないスケコマシな松永太のいたずら電話のような電話に応対したがために、一家皆殺しの異常な事件に巻き込まれた。暴力・通電・相互不信を用いた洗脳のプロのような松永だが、詐欺の布団販売をしている頃から従業員を虐待支配していた。
http://news.livedoor.com/article/detail/16552101/ 北九州監禁連続殺人事件の関連記事を読んでいたら、松永太死刑囚の事件以前の悪辣な詐欺事件・結婚詐欺と連動した通電虐待事件を知り胸糞が悪くなった。女子高生コンクリ殺人と並び悪党悪人を極めた人物もいるものだ。
http://news.livedoor.com/article/detail/16555645/ 米国のサミュエル・リトル受刑者(78)は全米各地で女性殺害を繰り返したシリアルキラーのようだが、90人以上殺害は近代犯罪史上でも特異な大量殺人だ。死刑廃止でこの手の悪人を生かす意義をどう考えるべきか。
死刑判決を受けて大量の証拠・証人があるにも関わらず、ニヤニヤしながら面会室に出てきて、「私は無実なんです。先生(ライター)のお力で助けてください」と更に人を騙そうとする松永太にせよ、90人以上も延々と女性殺害を続けたサミュエル・リトルにせよ、更生教育をして心根・生き方を改善させるレベルではないだろう。
まぁ、死刑廃止でもここまで大量殺人をした人は、終身刑相当で二度と娑婆に出てくることはないだろうが、松永太のふざけた無反省ぶりを見るにつけても、出てきたら詐欺・監禁・殺人をまたする可能性は高い。ライターの修辞でもあるが、この手の話術・詐欺・虐待と洗脳に精通して良心を持たない悪人は実際怖いし危険である。
リベンジポルノ、緒方純子の母親含む緒方家の女性全員と関係を持ち写真を撮り脅すなど、洗脳・離反・虐待の手法が常軌を逸していて畜生道に落ちているが、松永太は思春期から「強い者に卑屈で、弱い者を徹底していじめた・女性を金儲けや共犯の道具としか見ない」でどうしようもない卑劣・悪質な人物だったという。