LINEのグループから外されたからといって、女子中学生に怒って脅迫メールを送りつけるのは、府議という公人ではなくても、一般の30代男性でもかなり稚拙な行為である。LINEのグループの設定権は本人にあるので、誰を外すのかは本人の勝手である。また中学生は本格的な支持者でもなく、ずっと山本府議とコミュニケーションを取りたいと思う動機づけは弱いだろう。
mixiでマイミクを外されたからといって怒る人やfacebookで友達から外されたといって不機嫌になる人とも似ている。しかし、『コミュニケーションの相手・情報公開の範囲』を設定したり選択する権利は誰にでもあるし、一度追加した友人を絶対に削除してはいけないと言われたら息苦しくてとてもやっていられない。
対人関係のトラブルや不利益を回避したい大人であれば、親しい相手や面倒な人、利害・影響力のある相手なら切らずに置いておくだろう。しかし、中高生と中年の府議の関係では、『大人で社会的立場もある府議がそんなに怒るはずがない(別に自分のグループから外されても大して気にしないだろう)』と思われていても仕方が無い。日常生活では近しい接点やLINEでわざわざ話す必要性が殆どないということもある。
同じクラスの親しい友達や学校で影響力のある相手とかだったら、中学生も簡単にグループから外さないだろうが、祭りでちょっと声を掛けられて『大阪維新の会の議員なのでよろしく』と言われ、その場のノリで登録しても元々府政や議員個人に興味があるわけじゃないわけで…いつ外されてもおかしくない接点と関心しかない。
世代間コミュニケーションや自分と相手との客観的な年齢差(興味関心・好き嫌いの軸のズレ)を理解せずに、LINEのIDを交換したのだから『支援者・異性の友人のようにして付き合うのが当たり前(一方的に関係は切れないもの)』という態度には、山本景府議の人間関係に対する執着心というか粘着質な感じを受けてしまう(大人気ない振る舞いはマイナスイメージが強まるだけである)。