美容室店長が個人情報の流用までして客をナンパするのは問題だが、客も『誘いの拒否と登録削除要請・本社への苦情』に留めなかったのは、よほどしつこくて不快な人と見られたのだろうか。
単純に、不快な思いをさせられたので、ネットに晒し者にして少し困らせてやろうと思ったら、予想以上に反響が大きくなってしまって『社会的制裁』が厳しくなりすぎたというだけの話かもしれないが。
「可愛いかったのでLINEしちゃいました」情報サイトの登録情報を美容院店員が悪用? 『LINE』でナンパし大炎上中
美容室で髪を切っている時に連絡先を聞くのも、『それまでの顧客との信頼関係・私的かつ親密な会話の履歴』がないのであれば、一目惚れのナンパのようなことをされる客にとってはただ迷惑なだけ。『連絡先を教えない+乗り気でない受け答え』からそれ以上押しても無理くらいの判断はつくし、店長の個人情報流用は問題外ではある。
店長としての職責や立場を簡単に投げ出して、初対面の顧客の女性の容姿がただ好みで可愛いからといってナンパに勤しむ(職権乱用でサイトからアカウントを調べる)というのは、教え子に手を出す教師(患者に手を出す医者)とまでいかなくても、そもそも美容師や店舗管理者としての資質・責任感に問題があるように思うが、軽いノリで店長が務まるようなお店だったのだろうか。
異性として自分に興味関心を持っているという男性美容師に、女性の客はまた髪を切ってもらいたいと思うはずがないが、身体接触を伴う各種業務で『同世代の異性の専門職・技術者』から施術を受けることの抵抗感・緊張感は若い女性ほど強い。女性スタッフしかいないことを売りにした店がある由縁でもあるが。
基本的に自らの職業・職場(職務)と関連した『異性との接点』に関しては、個人情報保護法など法律を守るだけでなく、『自分の職業的社会的な評価』と『顧客の異性から自分に期待されている役割・職務(どこまでの交流が可能かのライン)』について慎重な話の進め方(相手の合意を確認しながらのアプローチ)をすべき。
職場でお客さんとして知り合った異性というのは、気軽なナンパには不向きだし、無茶な口説き方や誘い方をすればハイリスクな接点にすぐになってしまうのは常識だと思うが。