クリスマスイブにカップル入店お断りのスパゲッティ屋:クリスマスが気になる気持ち

カップル文化が乏しいといわれる日本でも、クリスマスを『カップルの日(独りだと淋しい日)』として特別に意識する人は多いようだが、個人的にはカレンダーの時間軸に頓着しないライフスタイルなので、みんなで横並びのお祝いやイベントごとは余り意識していないな。

「12月24日はカップル入店お断り」のスパゲッティ屋が話題 / Twitterユーザーの声「ここのスタッフになろうかな」

どちらかが興味があったり、せっかくの機会ということで、カップルでクリスマスに食事・プレゼント・旅・夜景観賞(イルミ観賞)などをするのは楽しいものだが、恋人・配偶者などがいない事や他者との比較が気になる人は、『カップルがほぼ全てを占める店』に行かなければいいだけではないかと思う。

チェーン店のファミレスや居酒屋、カフェなら平常運転の所も多いし、独りで着ている人も少なからずいるだろうし、お店に入りたくなければ入らなければいいわけで。

家族や子供がいればクリスマスケーキくらい買う人が多いだろうが、別に一人でコンビニとかでクリスマス向けの小分けのショートケーキを買ってみて、季節感・イベント感を楽しんでみてもいい。『イベント・記念日』に合わせ他人の動向を気にするのは、『自分も人並みの愛情・幸せを体験できている安心感(その逆の疎外感)』と関係する社会的動物としての同質志向性みたいな所もある。

『華やかに煌く街並みの中の人間関係・行動様式』は広大な社会の中のごく一部の表層や上澄みにしか過ぎない。田舎にはビルのイルミネーションも商業施設のイベントもないが、『愛情・保護・人並みの人生(異性との関係性)への希求』は同調的なイベントに見えない部分での個人差はかなり大きくそこに人の歓喜と哀愁が佇む。