男兄弟は女姉妹より共同生活が難しくて仲が悪いのか?:埼玉県富士見市の兄弟間の事件

男兄弟は仲が良いか悪いか分かれる。男女のきょうだいより『価値観・生き方・親の接し方の違い』による亀裂は深く、乱暴な干渉・非難からトラブルになる。気に入らない相手を変えようという強制力のでやすさも。

<殺人>兄が帰省中の弟を包丁で刺す 埼玉・富士見

中高年になっても持続的な付き合いをして、仲良く一緒に買い物・娯楽に出かけるのも、男兄弟より女姉妹のほうが多いイメージはある。男は親子・兄弟でも『長期の共同生活』は難しいイメージ、男女なら『差異・負担についての折り合い』もつけやすいが、男は『損得・負担の差異』を修正する言動が直接の衝突要因に。

男同士の友情や共同生活もあるが、男同士の場合には男女関係以上に『対等の関係性・自分と同じだけの負担・プライドや優越欲求』が求められやすく、片方が『自分より楽をしていそう・自分より負担が免除されている』という状況に我慢できない男は多く、無理やりでも相手に同じ責任・負担を負わせたい動きに出やすい。

20代くらいの若い男兄弟だと、『親からの承認や愛情を求める競争』や『精神的・経済的な自立を巡る葛藤やプライドの張り合い』などが生じ、社会経済的に優位にある側が、『もっとしっかりしろ・そんな仕事じゃダメだ』等の相手のプライドを傷つける余計な一言を言い、顔を合わせれば喧嘩な兄弟関係もあるだろう。

事件の具体的状況は分からないが、兄弟喧嘩が殺傷沙汰に発展する時は『仕事・金銭・結婚等のプライドや自立』にまつわる争いが関係しやすい。しっかりやっている自分は親から殆ど認めてもらえず、しっかりしてない兄弟の方が存在を認められているように見えるといった『親の承認・評価』に納得できないわだかまりも不仲に影響しやすい。