結婚して変わる妻・夫は多いけれど:恋愛の重圧から解放される結婚と自己愛‐共同生活(他者への関心)のバランス

面倒な恋愛・相手探しをしなくて良い、『女・男』としてかっこつけずに気を抜けるというのも結婚する理由の一つに含まれる事も多いと思う。自分自身の外見・体型・服装等に細かく拘っていつもばっちり整えている人は、『自己愛・自己表現欲求』が強くなりすぎていて他人への関心が弱く、結婚(子育て)に不向きなケースもある。

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独占欲や浮気の不安の強い人の場合だと、逆に『結婚してからの髪型・服装・化粧・体型』などに妻が過度にこだわって美や可愛さを追求することを『自分以外の男への媚び・誘惑(浮気のリスク要因)』として嫌う人もいたりで人それぞれだったりもする。

人に美しい妻を見せたいという欲求、二人セットで社会的に認識されたいという人の方が結婚願望は一般に強くなりやすいが、そういった欲求は『配偶者のことが好き』なのか『魅力的な配偶者を手に入れた自分』を認めて欲しいのか、紙一重というところもある。

『誰かに好かれるため・認められるための美しく可愛く見せる努力』だけであった人は、結婚後にはその努力(美の向上・おしゃれの関心)は落ち込みやすいかもしれない。

『自分自身が好きで美しさや可愛さを追求する努力』がメインであった人は、仕事・家事育児の負担の度合いが弱くなれば、再び美やファッション、社交の世界にも興味を持ち出すように思うが、何らかの要因で自分があまり好きではなくなると身なりやスタイルに構う気力・欲求が落ちることはある。

『自分が好きな度合い』と『自分一人では物足りない淋しさ』と『家族・他者のために貢献していく態度』とのバランスが良くないと、結婚生活・子供との生活は上手くいきづらいものだと思う。