親が給食費を払わないのは『子供の責任』ではないが、学校が『家庭の所得・資産』の補足までする事は難しいので、払えるのに払わない親への脅しのブラフにはなっているのだろう。
成熟した先進国の学校教育制度として、本来は給食費の全額を税負担できればいいのだろうが、『1人4500円』というのは全員分を公費負担するには財政的に安い金額でもない。
子供に恥をかかせるような制裁をちらつかせないと、給食費を支払ってもらえないというのは情けない状況であるが、『払いたくても払えない』のか『はじめから払うつもりがないだけ(給食費以外の別の娯楽費などに回したいだけ)』なのかの見極めが難しい。
自宅で昼御飯を食べても1食150円以上は使うので、給食は金額面だけ見ればかなり割安な価格ではあるのだが、本当の貧困世帯にとっては月5000円は安い金額ではないだろう。
カフェの飲み物が一杯500円くらいすることを考えれば、食事としては安いといえば安いのだが、所得・資産の格差は大きくなっていて、『子供の貧困率』は3割近くにまでなっている。ぎりぎりの生活なら就学援助など然るべき手続きの申請をすべきだ。1日何百円かの節約や収入増加の余地があれば良いのだが、払えるのにケチっても仕方ないとは思うが。
切れ長の目とあごひげが魅力!―トヨタ新型「シエンタ」販売開始
女性的なソフトなデザインから男性的なソリッドなデザインへの変更。シエンタとラクティスのデザイン・対象顧客層がかぶりそう。トヨタに限らず最近の車はオフェンシブな尖ったデザインが増えたな。
今までシエンタのデザインが好きで買っていた女性層(運転するお母さんの層)にはあまり受けが良さそうな顔つきではないけれど、『ファミリーカー』としての需要を狙うのであればもう少し柔らかい可愛い顔つきにしたほうが人気は出そうである。どちらかというと、男性に好まれるフロントデザインに変更されたように思う。
日経平均が2万円を切る。不動産・株のバブル崩壊を予見するチャイナリスクの衝撃の第一波。ギリシャ危機で外国人投資家が、中国市場に流す資金を絞ると、中国の株・ファンドの上昇が停滞・下落、中国人の過剰期待のバブル景気に疑心暗鬼が広がる。年7%の成長持続目標の砂上楼閣が中国の信用力、人民元下落の不安もある。
中国・EUの経済が不安定になれば、日本円は必然に上昇して株安の引き金にもなる。中国は経済指標そのものの信用性は低いが、『過剰期待のレバレッジによる中国人の購買力・金融資産』が一挙に崩れれば深刻な恐慌に至るリスクがあり、ソフトランディングして欲しいが……金融経済の心理戦は冷めて悲観した時に危機を招く。