ペルー人容疑者による合計6人の連続殺人事件:移民・難民の受け入れ議論にも影響しかねない

南米人関与の犯罪では、広島県女児殺害のホセ・トーレス・ヤギ(ペルー)と青森県の公務員が横領で11億貢いだアニータ・アルバラード(チリ)が記憶に残るが、この埼玉の事件の残虐性・異常性は際立つ。

女児ら4人死亡、殺害か ペルー人の身柄確保 熊谷

子供二人を含む合計6人を短期間のうちに殺した連続殺人事件だが、金銭目的だけであれば『殺さなければならなかった必然性』がなく、ある種の快楽殺人・拡大自殺の可能性もある。動機不明の異常性・理不尽さを感じる。警察に追い詰められ、腕を切る自傷をして頭から転落し重体となったが、殺人直後の自殺は卑劣極まりない。

『移民(外国人労働者)・難民の受け入れ』に反対の世論を喚起する事件だが、『移民全体の否定(外国人は犯罪予備軍と見なす)』は過剰反応であり、『移民の入国審査の厳格化・犯罪検挙(収監)後の即時の強制送還措置』を徹底することが重要だと思う。このまま容疑者のペルー人が死亡して終われば、被害者も報われない。

なぜこのペルー人が近隣への住居侵入を何度も繰り返し、小学生含む6人もの人を殺し続けたのかの理由・動機は不明な点ばかりだ。広島県女児殺害のホセ・トーレス・ヤギ容疑者は、『悪魔の声が聞こえた』など心神喪失を偽装する見苦しい供述に終始したが、仮に意識が回復すれば容疑者は罪を認めて嘘のない自供をして欲しい。

わずかな隙を突かれて、いったん確保していた容疑者の逃走を許してしまう(結果として新たな被害・犠牲者が出る)という型の警察の失態は過去にも繰り返し起こっているが、『確実な身柄確保の手段(逃走経路を予め潰しておく逃げられない署内の取調べ体制・担当者の注意力の引き締め)』を再点検し直しておくべきだろう。

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