ハリウッド俳優のチャーリー・シーンがSTDの感染を告白したが、年間約2億円以上も高級娼婦に支払っていたこと、バイセクシャルなことなどがスクープされていた。元妻へのDV問題で慰謝料も年間1億5千万払っているようだが、女性関係のお金の浪費と人生破綻が異常だ…セレブに多いがT.ウッズと類似の性依存症か。娼婦から損賠請求もある。
1日換算で50万円以上も浪費…チャーリー・シーンは最近のハリウッド映画で見かけることはなくなっており、何か実業家・投資家にでも転身してたのか。日本でもチャゲアスのASKAが覚醒剤と性倒錯で破綻したが、一定以上の財産や地位を形成した人が自己の感覚的快楽のみに意識を向けると危うくグロテスクな結末を招く。
ビル・ゲイツや孫正義など破格の成功者だが、実際の所は分からないものの、女性関係での放逸や散財の醜聞は殆どなく、どちらかといえば社会的・慈善的な『フィランソロフィーの名声』が勝っている感じだ。逆に、社会貢献・慈善事業を経由する承認回路へ転換できないとセレブも事業の先細りか虚無・孤独・自滅に行きやすい。
チャーリー・シーンは典型的な挫折・自滅のプロセスだが、元妻へのDVを発端とし『身近にいる人を大事にできない・小さな幸せや安らぎに満足しない・よりハードかつダイレクトな刺激を求める』というのは、人間性としての評価が悪いだけでなく、結果として表層の享楽主義の中で、何をやっても満ち足りなくなりもっともっとの餓鬼の精神に近づく。
京大の脳科学研究からいくと、右脳の楔前部の体積が小さくて、より激しく直接的な刺激を求めすぎるタイプの人がいるということにでもなるのだろうか。唯脳論だけで、人間の幸福感や人生の選択を決定的に考えることができる(コントロールもできる)というのにはやや懐疑的で、その考えは薬による脳内ホルモン制御にも近い。