夫源病・妻源病の原因となる『相手を思い通りに動かしたい欲求』:距離のない関係におけるストレス

距離のない関係で『自分が相手にこんなにしてあげたの意識』と『相手を動かしたい欲求』を持ち不満の多い現実に直面する。その状況で相手に責任転嫁すれば、『夫源病・妻源病』が起こりやすい。

夫に殺意を抱く最悪のケースも 妻を追い詰める「夫源病」とは

DV・モラハラも関係するが、夫源病の根本は『夫に経済的に依存している状況+自立して生きていくことが難しい自分の意識化』であり、直接にせよ間接にせよ『誰のおかげで生活できるのか(別れたら困るだろう・もっと俺に気を遣え)というメッセージ』を夫が発していて、妻が上下関係・被監視感を感じて緊張している。

マウンティングする亭主関白な夫と自分に自信を無くす妻の問題とも言えるが、間接メッセージとしては『仕事に嫌々行く・仕事の愚痴や不満をあてつける・仕事で不機嫌になる・自由なお金は妻に一切渡さない』等も経済的DVのような夫源病の一因になるが、申し訳なさや無能さを強制されると自己嫌悪で体調を崩しやすい。

妻病源も同様に『今の仕事や収入に対するダメ出し・極端な嫌悪や侮蔑(うざい汚い見たくないなど)・他の人が羨ましい・あなたと結婚したせいで不幸になったの責任追求(結婚時に絶対に苦労させないなど嘘をついた)』によって、気の弱い夫が申し訳なさや無能さを強制されて自己嫌悪に陥り体調を崩す。

夫源病も妻源病も『お互いに協力・尊重し苦境を乗り越えていく』ではなく『こんな状況に陥ったのはあなたのせい(取り返しがつかないからもっと小さくなって気を遣え)』と責任転嫁し責める心理に関係している。そこには経済的な上下関係があったり結婚時の気持ちの落差(どちらが強く惚れ結婚を望んだか)があったりする。

距離のない人間関係で生まれる『自分が相手にこんなにしてあげたの意識』と『相手を動かしたい欲求』が関係するが、夫源病であれば『誰のおかげで飯が食えるのかのしてあげた』であり、妻源病であれば『あんたなんかと結婚してあげた・子供を産んであげた』となり、両者が合わせずに影響力を競い合えば破綻せざるを得ない。

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