『在宅ワーク詐欺』に消費者庁が注意喚起:在宅ワークやサイト運営で月100万はまず普通の人には稼げない

1日数万アクセス単位で人から読まれる文章を書けるなら在宅ワークでも十分稼げるが、初期費用がかかるビジネスモデルではない。フリーライターの外注サイトも既に多く存在し、相場が形成されている。

悪質「在宅ワーク詐欺」に消費者庁が注意喚起 在宅で稼げると思わせ高額な初期費用を請求

ウェブの在宅ワークで月100万稼ぐことは、技術力・企画・サイト(集客力)によっては不可能ではないが、誰でも書けるレベルの文章をちょこちょこ書くような仕事で稼げるわけはない。月100万PVのサイトやブログで月収20万円前後の相場とされ、単純計算でも月500万PV以上の巨大サイトを作れる力に相当する。

芸能人・著名人でない個人運営でも月500?1000万PVの規模を維持しているサイトはあるが、日本国内の個人運営では20もないはず。現実的にゼロからの作成で広告にもお金をかけなければ、数年間かけてもその規模まで成長させ維持することは、上手い書き手と技術者が多くいる法人でもハードルはかなり高い。

業績や知名度のないフリーライターの在宅ワークの需要も、確かにウェブの外注サイトでは『巨大サイトの部分的・説明的なコンテンツの作成(素人に色々調べさせて項目を体裁を整えて書かせる)』としてはあるが、数百~数千文字で数百円程度といった相場は大きく動かない。

在宅ワークで小さなお金を稼げる場所はたくさんあるが、高額な初期費用を支払えば後は月に50万とか100万とかいった高収入を安定的に稼げる『上手い話』はまずないし(ネームバリューもない個人の書き手にそんな大金を払う会社はない)、そんな話があるなら外部に出さずに自分たちで手がけているはずである。

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