ホンダ車のイメージの変化と車のデザイン, 父子の悲しい心中事件に思ったこと

○昔のホンダはシビックやアコード、インテグラなどスポーツタイプのセダン(クーペ)に人気があった。大型化・高級化したアコードはあるが、シビックやインテグラが姿を消しホンダ車のイメージはミニバン・Nシリーズに変わった。

ホンダ、今夏に「シビック」日本へ再投入 ブランド向上狙う

スポーツカータイプのスパルタンな走りに特化して柔らかい乗り心地を捨てた『タイプR』も、約20年前には相当なファン層を抱えていたが、実用性・積載性を減らした空間が狭いスポーツカー自体の需要が大きく落ち込んでしまった。王道だったカローラとかサニーとかの大衆的なセダンの形態が、高級車以外の需要が弱い。

オデッセイのような大型車でもNボックスのような価格高めの軽でも、ミニバンの『居住性・快適性・乗れる人数・積載能力』の実用的な魅力というのはやはり大きいのだろう。趣味的な走りに特化した車のために200~400万台のお金を出せる人が減ったのもある。お金のかからないネットやスマホの娯楽が普及したりも。

プリウスにしてもノートにしてもCX-5にしても、今の売れ筋の車は『丸っこいボディ』ですが、縦方向に厚みが出て迫力を出したという見方もできると思います。単純に、昭和のクラウンや平成初期のセルシオと最近のクラウンやレクサスのLSを比較すると分かりやすいですが、立体感がでてボディの容積が増した感じがあります。

悪く捉えると、新しいクラウンにしてもアルファードにしても、ボディの厚みとライトのデザイン(上がり目)で威圧感が増して攻撃的な風貌になったといえますが、柔らかい女性的なデザインはデザインでラパンとかキャストとかの軽自動車が売れていますね。

○子供が感情的に父親(母親)が好きで多少の問題があっても離れたくないのは当然だが、父親は『自分の絶望・自殺願望』に子を巻き込まずに一時は子と離れることになっても改めて再起を図るべきだった。

<愛知・父子死亡1カ月>「父ちゃん死ぬなら僕も」メモ残す

普段は父親と激しく口論したり児童相談所に避難したりしながらも『父ちゃん死ぬなら僕も』とメモを書いて一緒に死んだ子供が余りにも健気で可哀想だがメモを書いている時に、子供が好きで他に預かってくれる母親なりがいるならば、子供を助けるため自分が当面は(立て直して会える日まで)身を引く選択もあったのではと。

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