中学生の自殺問題から人生を生き抜くことについて考える,配られた所与のカードの呪縛とそこからの自力他力の展開

配られた所与のカードは人生の進展と共にシャッフルされ切り替わるが、思春期の学生で孤独・虚無・いじめ等があると今が固定され死ぬまで続く感覚に陥りやすい。周囲の理解や支援で自殺回避もあるが。

愛知の中3男子が飛び降り自殺 グランフロント大阪

中学生から高校生くらいの年代は学校生活・仲間関係・異性関係が楽しいか苦しいかの落差が大きく、残酷な集団主義や弱肉強食に追い込まれ自殺までいかなくても精神的なトラウマがその後の人生を呪縛することもある。死ぬしかないと思う極限状況に追い込まれた不運から立て直すには、自分一人だけでは厳しいケースもある。

誰かに傷つけられるいじめとか、拒絶される失恋とか、将来悲観の学業不振とかもあるが、なまじ思考力や本質直感が優れているために仏教的な無常・虚無を表面的に解釈し『懸命に生き抜くバイタリティ』を去勢されてしまうこともある。いずれ人は平穏に生き抜く事さえ楽でないと知るが、思春期の思い込み特有のリスクもある。

中途半端な知性や美貌、乱暴さは人生を全力を出しきるまでもないイージーモードのように舐めてかかるが、いずれ人は平穏にただ生き抜くだけでも平凡な仕事をし続けるだけでも大変だということを知り、そこからカードがシャッフルされた仕切り直しになる。悲観し過ぎず、楽観もし過ぎずに、自分にとっての道を歩くのみか。

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