現代社会は男と女のどちらが生きやすいのか?:男と女の心理的・経済的な戦略の違いの傾向

男にも女にもそれぞれの人生の苦難があるが、一般論として経済的・精神的に自立できれば男女の差異は縮む。若い頃は平均的な女は存在に価値があるが、男は何か役に立つ事をして初めて価値が出る。

ホンネ告白で大激論!? 「今の時代、男と女、どっちが得?」

現代でも社会で働いて経済的に長く自立しやすい面では男が有利だが、人に愛されたい異性として求められたい承認欲求では、若い時期はどうしても女の方が有利だろう。だが男は自分の存在自体に性的価値が乏しいこと、腕力があることで、若い頃でも『性犯罪・襲撃を恐れず夜でも一人でも気楽に自由行動できる利点』もある。

平均的には、男の場合、自分自身で稼ぎ続けなければ人生は苦難と孤独にさらされやすく、女の場合、完全に自立できる金額を稼ぎ続けなくても、自分を愛し支えてくれる(多めに経済負担してくれる)パートナーを捕まえられれば、それなりの人生を歩きやすい。支え合うにしても、異性に求める貢献・役割の差異はでやすい。

無論、女でも男以上に稼ぎ続けられる人、男でも女以上に存在・性だけで魅了できる人など例外はいくらでもあり、男と女の大まかな傾向はあるものの、基本的には『生活のために稼ぐことの大変さ・異性に好かれることの大変さ・人に好意的に接してもらうことの大変さ』などの組み合わせで損得の印象は変わる。

男と女の生きづらさの傾向的差異としては、『男は中年期以降も女・妻そのものを求めやすいので、お金だけあっても不満・孤独に陥る困難』があるが『中年期以降の女は子供と女友達がいて十分なお金があれば男なしでも別に構わない心理』になりやすい強みはある。孤独と貧困と同性コミュニティの重みの男女の違いはあるかも。

結局、男の中にも物凄くハッピーで順調な人もいれば、物凄く不幸で苦境の連続の人もいて、女に置き換えても同じだと思う。性別によって利用しやすい適応戦略やジェンダーの差はあるけれど、性別差以上に個人差(男の中の差・女の中の差)と適応感覚のほうが現実的な問題とつながっている。

最終的には、自分にとっての向上感や満足感を重視して、自分と縁のある協力できる異性や他者を大切にしながら、自分らしい固有の生を生きていく以上のことはできないものだ。どこにでも差違や競争、不公平はあるだろうが、それにどう向き合って勝負するかスルーするか、バランスをとっていくのが人生方略というものだろう。

スポンサーリンク




楽天AD