自転車は『車道走行(歩道通行禁止)』が原則とされるが、日本の道路事情では逆に危ない:歩行者に配慮した運転を!

自転車事故や自転車の法的な軽車両扱いが最近やたら取り上げられるが、近年になって自転車事故が統計的に急増したわけでもなく、自動車事故減少で減った警察の道路行政の権限と必要・違反金などを自転車にもシフトしたいようにも見える。

自転車の原則「歩道通行は禁止」ルール、破る人が6割

自転車を歩行者と区別すべき軽車両と解釈する場合に『歩道通行禁止・車道の左側走行の原則』があるのは殆どの人が知っていると思うが、狭い二車線道路・夜間の国道(車の数が多く速度も速い)で自転車が車道を走る危険性は非常に高い。運動エネルギーや衝突時の損傷を考えれば自転車が車道を走りづらい場所が圧倒的に多い。

自転車は原則として車道を走るべきの教条的な道路交通法のふりかざしが多いが、『自転車専用レーンのある車道・広くて車と接触しづらいだけの距離が取れる車道』でなければ、速度が遅くて衝突時の防御もない自転車がのろのろ車道を走るリスクが高いと(時速40キロ程度でる競技用自転車でもなければ)多くの人は感じる。

自転車のドライバーに周知すべきは『車道を走る』より(車と並走しづらい危険な車道が多く歩道を走らざるを得ない場合が多いので)『歩行者に十分な配慮をして運転する・夜間のライト点灯で自分の存在を知らせる・歩行者の横の通り抜け時は原則降りて押す(高速すり抜けは厳禁・自車を認識させて通り過ぎる)』などだろう。

自転車のベルを鳴らすと怒る歩行者もいるが、仮に自転車を降りてから押して追い抜く場合でも、相手がぶつかりそうな微妙なポジションで立っている場合には、ベルを鳴らすことで『今から私があなたの横を通って抜きますよ。少しよけて道を開けてください』のお知らせになりより安全に通り抜けることができるメリットはある。

歩行者側も『ずっとぼんやり前を見て歩く・ずっと隣の知り合いと並んでおしゃべりして歩く』だけにならないように、定期的に後ろを振り返って『自分に追いついて抜かそうとしている他者・自転車』がいないかをチェックすることが安全確保になる。横に広がらず真ん中に立たず、他の人や自転車が通れるスペースを開けて歩く。

スポンサーリンク




楽天AD