友部達夫元参院議員のオレンジ共済詐欺事件に関係していた斎藤衛の殺人事件:死刑囚の元組長が再逮捕に。

暴力団組長の死刑囚が他の殺人にも手を染めていた事件。オレンジ共済組合事件は新進党の友部達夫元参院議員が架空投資詐欺で逮捕され実刑を受けた事件で、殺された斎藤衛は友部の選挙工作を行っていた。

国会喚問後不明の男性を殺害容疑、死刑囚を逮捕へ

友部達夫は元々小選挙区で当選できる支持票を持ってなかったが、オレンジ共済詐欺の錬金術でカネだけは持っていた。永田町の黒幕として暗躍していた斎藤衛が『カネで議席を買う選挙工作』を請け負い、新進党の比例代表の名簿順位を買ったとされるが、政治家とフィクサー・暴力団の不正なつながりを示した事件でもあった。

政治工作を行ってやっと手に入れた参議院議席だが、当選の翌1996年にオレンジ共済組合事件が起こり1997年には友部本人が逮捕されている。同1997年4月に斎藤衛は政界工作の件で証人喚問されているが、1998年から行方不明で殺害されたのだろう。矢野治の斎藤殺害が友部元議員の逮捕と関係があるかは不明だが。

常識的に考えれば、友部達夫の政治家生命と資金力はオレンジ共済組合事件が摘発されてほぼ終わっているので、友部を支援しても暴力団組長が得られるものはない。矢野本人の証言では金銭トラブルから斎藤ともう一人の不動産会社社長を殺害したようだ。政界で暗躍した斎藤の影響力・資金源も友部失脚から陰っていたのかもしれない。

スポンサーリンク




楽天AD