ユースケ・サンタマリアが語った“うつ体験”と激やせから推測される心身の不調

『激やせ・気力のない表情や目・顔色の悪さ・食欲消失』は身体疾患やがんの徴候だが、うつ病など精神運動抑制性の精神疾患の徴候でもある。

ユースケ・サンタマリアが語る”うつ体験”「体がダルくなって、飯が食えなくなって…」不調を脱することができた理由とは?

『体がだるくて動けない・疲労感と倦怠感・飯が食えない・眠れない・胃腸の調子が悪い』など身体症状が中心になる『仮面うつ病』もある。精神疾患は無意識に『自分が精神の病気であることの否認』の防衛機制が働きやすく、体の病気・異常を疑ったドクターショッピングに陥る人も多いが、原因不明の不定愁訴として扱われる。

ユースケ・サンタマリアさんの場合、『急速な芸能界・俳優業における評価の高まり』に対して『自分の納得できる自己評価・自己イメージ』が追いつかなかったことによるプレッシャーや周囲が作り上げていく大きなユースケ・サンタマリア像(実際の自分以上のもの)を演じる自分に疲れた影響もありそうだ。

成功や賞賛は誰しも嬉しいものだが、芸能界やビジネスの最前線をはじめとして成功して周囲が持ち上げれば持ち上げるほど、『ありのままの自分』では周囲の定義する素晴らしい人物には及ばないという思いも出てくる。何より、そこまで期待して持ち上げてくれた大勢の人を失望させがっかりさせるのではないかとの不安もでる。

逆に言えば、そんな重圧や負担を感じずに『俺(私)はルックスもいいし人気もあるし演技もできる(もっと自分を見てくれ)』と思い込めるタイプか、『与えられた役柄や役割を自分にできるだけの努力でこなしていくだけ(周囲の評価は後になってつくだけ)』と割り切れる職人タイプでないと、心理的ストレスに負けやすい。

大勢の人の支持や承認、好意を受けて騒がれる、高所得を得るというのは、現代における大きな成功の典型例ではあるが、『誰からも名前・顔を知られて実際の自分以上の偶像として高く評価される』というのは、自分を客観視できるほど過大評価の圧力になるかも。ストレスや精神萎縮は自律神経を乱して身体症状を発現させる。

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