『隙がない』は『親しくなるとっかかりの笑顔や反応があるか無いか』だが、『勘違いされるのが嫌な女性・選り好みの強い女性(自分の好きな相手にだけ反応する女性・断るのが苦手な女性)』は隙がない。男と違って女の方が、不特定多数に関わるリスクはある。
『勘違いされるのが嫌な女性・選り好みの強い女性』に『男性との恋愛・色恋に興味のない女性』を加えても良いが、一定以上の年齢の女性になると恋愛・色恋がないからこそ誰にでも平等に愛想よく反応する人も出てくるので一概には言えない。男を喜ばせる隙をサービスしつつも、きっぱり断るべき申し出は断れる美人もいるが。
興味のない男性に、まともな挨拶さえ返さない女性やちょっとした知り合いでも知らんぷりを決め込む女性もいるが、こういった人は自意識過剰やガードが固いとも言えるが、無理やりに関わろうとしても嫌な思いをすることが大半だろうから、向こうから近づいてくる場合以外は会釈程度でスルーしておくのがお互いに望ましい。
自信とコミュニケーション能力のある美人・可愛い人は、『自分に男を惹きつける魅力』があることを知っていて、笑顔・会話で男を楽しませてくれたりはあるが、『男女関係にならない知人関係・話し相手の範疇』という線引きをしている。印象は良くて話しかけやすいが、二人での外出等は上手い具合に断れる。
自信家の美人には、たまに物凄く目線を合わせて笑顔でしっかりした口調で話し、いつまでも会話の応酬を続けてくれるような人がいて(大半の女性はちょっと話しても好みでなければ早めに話を打ち切る)、結構な割合で男は『俺に気があるかも』と勘違いしたりもするが、いざ誘えば断られてがっくりの落ちがつく。
対人関係の心理学では、『女性があまりにも堂々と目線を合わせて落ち着いて笑顔で話せる』というのは、逆に『異性として意識していない自分よりも魅力が落ちる男(余裕であしらえる)』と認識しているケースが多いらしい。がっつり目線を合わせて逃げない、ずっと話してくれるから気があるというのも外れの事は多いだろう。
『隙がない』は『親しくなる(話しかける)とっかかりの笑顔や反応がないこと』だが、『どうでもいい人にだけ隙がない女性』はそれで良いと思うが、『誰に対しても隙がないので誰も親しく話しかけてこない女性』は恋愛面ではデメリットも多いだろう。肝心な部分を断れれば、笑顔で反応するメリットは多い。
男女関係を抜きにしたコミュニケーションもあるので、職場や学校、社交などで、殊更に拒絶的で取り付く島もない態度をデフォルトにしていると自意識過剰な人に見られるが、実際、はっきり意思表示できる女性でないと『自分にとってベターな距離感・関係性』を調整することは難しく、ストーカー等の厄介事を招くこともある。
そういった意味では、誰の配偶者かはっきりしている既婚者だけが集まるPTAなどでは、過去には大人しかった女性が急に社交的に八方美人になったりすることも多く、『男から言い寄られること・断ることのハードル』を面倒に感じる人ほど防御的になり隙がなくなるともいえる。