男と女なら『たかが食事されど食事』。好意ありきで誘う側には『人間関係の距離を詰める・定期的に会いたい』など意図もあるので気軽に『一回だけ・食事だけ』で済まないケースもあるわけで。
「今度、ご飯行こう」の誘いは社交辞令? ウソを見破るポイントとは…
ご飯を一緒に食べて話す自体は大したことではないが、異性として好意のある場合、一回だけ無理に食事しても意味がないので断る人が多い。『もっと男女として近く・親しく』の背景の要求に対し、『自分が相手に全く異性として興味好意なし(いくら良くしてくれても応えられない)』だと居心地が悪い。口説かれる面倒も含む。
会社や学校などでいつも顔を合わせているような相手だったら、ご飯くらい食べても同じな気はするが、『義務・習慣として行っている会社(パブリック)』と『自分の意志で行く食事(プライベート)』を区別して考える人も多い。異性と1対1で長く話すことに特別な意味を感じる人もいてそういう人はたかが食事とは思わない。
日常や仕事で色々な相手と話しているとしても、『10分以上の長い会話・プライベートや異性関係、価値観まで踏み込む会話』をする相手は意外に限られる。別に誰と話してもいいのだけれど、あまりに自分のことを開示して相手の話を聞きすぎると、距離が近くなりすぎて次も愛想よくしなければならず面倒に感じるのだろう。
たかが食事くらいといっても、男女関係もある食事と雑談は『10分以上の長い会話・プライベートや異性愛に踏み込む会話・次にどこに行きたいとかもっと親しくなりたいとかのアプローチ』も含むので、『自分が全く乗り気でない相手』の誘いに乗ると、距離を詰めてくる話題への社交辞令対応に再び苦慮する人もいるのかもしれない。
完全にビジネスライクな食事の誘いに対する社交辞令は、単純に自分の仕事や関心事で忙しい人であるか、時間・労力の余裕がなく必要以上の人間関係を求めてない人であるかということだろう。意外に内向き志向というか、家族や恋人など限定的な人間関係の範囲内のやり取りだけで交流的・娯楽的な対話は十分という人もいる。