○現代は劇的な技術革新と雇用構造の変化で中流層から貧困層への移動が増える。中流の再生産を望む女性が年収500万台を求めるが、再生産率はどうしても落ちる。
女性が結婚相手の男性に望む年収は546万円 ダメだと思うプロポーズに「フラッシュモブ」がランクイン (http://mixi.at/aicrTLB)
現代人は「結婚後が現状より貧しくなること・楽しくなくなること」を殆どの人が求めない。結果として今より大変になる可能性はあっても、「新婚旅行・結婚式・婚約指輪・平均前後の年収水準などハレの要素」を揃えることで、未来に希望や明るさを感じられないと結婚しても意味がないと感じる人が多いのも分かるが。
好きな人であればお金がなくてもいいという価値観も分かるが、人それぞれに生まれ育った環境や文化・娯楽・思想の内容など「受忍可能な最低限度の生活水準のライン」が異なっている。お金がなくても十分に相手を魅了して心を満たせる外見・性格・サービス精神を持っていればいいだろうが。
そもそも論からすれば、村上龍のエッセイではないが生物学的には雄(男)の多くは、子孫存続のための消耗品的な労働力としての位置づけになりやすく、「職業・お金・社会適応がなくても人間的・性的な魅力だけで女性が惚れる男」の絶対数が少ない。男ならキャリアやお金のない女性でも、外見・性格で惚れる可能性は上がる。
男好きのする愛想が良くて家庭性と性的魅力を兼備した若い女性で、男が10?20歳以上年上でお金を十分に持っていれば、「あなたは何もしなくていいから、とにかく一緒にいてほしい。生活・お金のことは何も心配いらない」みたいな相手がいないとも限らないが(実際にそのお金や成功が続くかは別)、男女逆はまずないw
初めから年収の具体的数字を上げて結婚相手を探すのは馬鹿げているし、そういった具体的数字は胸の中に秘めて、そのハードルをクリアできる男を着実に探せる女が強かということにはなる。純粋に一緒にいたい好きな相手ができて、それなりに稼げるようになるのが一番理想的だが、若い層ほど経済要因はシビアになる。
「たかがお金、されどお金」…恋愛ならともかく結婚で最低限度スレスレのお金しか常になければ(それがその人にとって何十年もずっと続く人生の条件になるのだから)、よっぽどの人でないと夫婦仲は険悪になって相手への好意もなくなりやすい。妥協なく無条件で惚れ込むとか、側にいるだけでハイになれる異性もお金同等に難しい。
○検査員と非検査員の専門的なスキルや知識の違いを記事にしてほしい。非検査員にはできない特殊なハンドルの回しかたやブレーキの踏み方があれば危ないとは思うが。
日産、問題発覚後も不正=3800台を無資格検査 (http://mixi.at/agqdNmk,10月18日)
検査員の専門的なスキルと安全検査における実質的な必要性、検査員になるための試験・条件などを記事にしないジャーナリストの取材能力の低さが問題であり、調査をすれば形式的な規制や既得権などで規制緩和ができる案件の可能性もある。絶対に検査員が必要なら、日産もどんどん増やせばいいが、できない事情があるのでは?
○スバルは「30年以上も無資格検査を続けていた」が、検査員の資格取得条件・知識技能・必要性についてどの新聞社も報じないので、無資格検査問題の危険性・実害が伝わりにくい。
スバル、25万台強リコールへ=30年以上も無資格検査-吉永社長「心からおわび」 (http://mixi.at/agzIdBX,10月28日)
検査員のみの検査と無資格検査員の検査の比較において、検査員でない者が検査した場合に「どのような故障・欠陥・異常のリスクが上昇するのか」という具体的な問題を報道した上で、「現代の自動車会社に実際に必要な検査員制度の再構築」を進めるべきだ。30年以上も無資格検査が横行し車に問題ないなら制度の形骸化だろう。