○既婚者でも未婚者でも人間である以上、「難ありの要素」はあるが、独身で年齢が上がると、家族に依拠せずに愛情や承認を得る相手が減る。
「独身=難あり」という偏見はなくなる? 「変な人が多いのは事実」との声も http://mixi.at/ad6tRO6
結婚しているから人間性が良いとか、独身だから人間性に難があるとかは当てはまらない事も多いが、結婚して子供がいる状態が「マジョリティーの価値観や生き方との無難な一致」であるため、その人の性格や人間関係に多少の難があっても多目に見られやすいのもある。悪人でも最低限、家族がその人を肯定して完全孤立しない等。
結婚・育児とフルタイムの就職というのは、ある意味では「社会全体の利益になりやすい活動、少なくとも悪事になりにくい活動に人生のリソースの大半を割く」ことから社会的・対人的に無難であるという安心感を持たれやすい意味で似ている。高度な自制心や人間性がなければ、時間や労力の自由度を持て余し易きに流れる。
結婚していない人の人間性には難があるという偏見や決めつけがきつい人は、自分自身の結婚生活が余り楽しくないこともあるだろうが、独身時代から「自由な時間に何をすればいいのか分からない・休日に予定がなければとにかく暇でつらい」というタイプであることも多い。大勢と共通してそうな目的を遂行する事で安心できる。
例えば、偏見や決めつけが強い人は「休みの日に彼氏(彼女)がいなかったら暇で何もすることがない」とか「フルタイムの仕事をしていない人は怠け者」「一人で行動や外食をしていると寂しい人と思われて恥ずかしいからできない」とかいう考え方も併せ持つ事が多く、基本的に生きる世界や価値観の範囲が相当に狭いものである。
ただ一つの事実として、年齢が上がるほど自分自身の生物学的な異性としての魅力は落ちるので、自己評価が謙虚な人ほど「分相応な一人のパートナーを決めて家族を作り、好き嫌いに左右されない自分の居場所がほしい(年を取れば余計に異性が承認してくれない)」という行動原理に本気でコミットするのは一面で適応的でもある。
○長生きしても認知症や介護、医療、年金で社会・親族に負担をかけるし、人・親として好かれていなければ厄介者扱いも多い。自殺だけが迷惑でもないが、人生自体がより良く生きるために生きる同語反復でもある。
練炭自殺か、男女3人死亡=車の窓に目張り-埼玉県警 http://mixi.at/adaemFP
より良く生きるとは何かは、古代ギリシャから繰り返されてきた哲学的命題だが、国や民族のために貢献する共同体倫理が衰退した個人主義の現代では、個人の生きるモチベーションは貧困・孤独・挫折で簡単に失われやすくなった。みんなと生きるという共生感覚が生存欲求の根底を下支えしていたが、今は共生感覚は崩れやすい。
良くも悪くも、自殺にまで追い込まれる人は「個人単位の喜び・楽しみ・快楽・豊かさ」から切り離され、「何らかの集団の一員として自分が求められて尊重されているという帰属感」を喪失していることが多い。バラバラな個人は無力感・虚無感・孤独感が高まった状態で、現実の貧困や不幸に追い討ちをかけられれば脆い面もある。
○男性限定のお店があっても自分は別に行きたいとは思わないが、女性限定のお店に行きたい女性は結構な比率でいる。需要があり儲かれば、女性限定の居酒屋や飲食店をオープンさせる人は増えるだろう。
静岡:女性客限定の居酒屋盛況 「気兼ねなく話ができる」 http://mixi.at/adduPFW
男性は視界に女性が入ると目の保養になりやすいし、お店で話しかけられても嬉しい事の方が多いが、女性は逆に(好みでない・そんな気分ではない)男性が視界に入ったりあれこれ話しかけられると嬉しいどころか迷惑に感じるが多い。男性と女性の心理・欲求の非対称性が、女性専用の店舗の需要にもつながる。
○女性から男性へのDVもあるが、大半の男は彼女よりもいざとなれば腕力に優るので(別れていいなら)「相手の要求・わがままを断る恐怖」は相対的に小さい。
もしかしたらそれ“デートDV”かも!? 交際相手からのお願い、約束事にノーと言えていますか?~その1~ http://mixi.at/addu8Rv
精神異常・人格障害に相当する本当に相手を殺傷しかねない容赦のない暴力を振るうタイプの女性、金銭目的で平気で男性の命を奪うこともできるサイコパスのような冷酷無情なタイプの女性なら、「女性の要求・わがままを断る恐怖心」もあるが、そこまで危険極まりない女性を選んだ場合は自己責任で徹底して逃げるしかない。
相手のことを「言うことを聞かないと怖い存在+怒らせないためにご機嫌を取らないといけない相手+相手の命令や人格批判によって心が萎縮してしまう」と感じた時には、「デートDV」のレベルに達していることが多い。「数分以内に絶対に返事をする」など、極端に相手の行動の自由を制限する相手はやめたほうが無難だろう。
とはいえ、「二人だけの世界を相互束縛で作るような付き合い方」が好きな人もいるので、制限や束縛があるから即座にDVとも言えないのだろうが、「独占欲・執着心が強いタイプ」はお互いの気持ちが釣り合っている時はいいが、自分の気持ちが冷めて離れたくなった時には色々と面倒くさい性格特徴が前面に出て揉めるだろう。