全裸になり奇声を上げて暴れている人は、『覚醒剤・脱法ドラッグ』の幻覚や感覚障害の影響を受けている可能性が高いが、容疑者の氏名が出てないのは薬物乱用による責任能力の低下に配慮しているのか。
日本の警察官の拳銃は、致命的攻撃(刃物・銃器での襲撃)に対抗する正当防衛か、一般市民への差し迫った殺傷の脅威を防ぐためにしか使えず、刃物で向かってきても何発かは威嚇射撃に留めるのが原則。拳銃を奪われるリスクを防ぐためには、格闘術・逮捕術・人数で確実に相手を制圧できる優位がなければならないが。
相手の体格や腕力が優れていたり、相手が凶暴な複数人で構成されるグループだったりした場合には、2名の警察官では十分な制圧(相手の抵抗能力・抵抗意志の剥奪)が不可能なケースも想定される。普通は警察官に暴力で無意味に対抗する容疑者は少ないが、薬物乱用や自暴自棄、確信犯・テロリストはその限りではない。
個人レベルでは拳銃は任意に使えるならば最強の武器だが、『使用要件の厳格な縛り・権力乱用の抑制・容疑者保護』などから、日本では『拳銃所持による強制力の担保・威嚇』が大半を占め、威嚇に動じない容疑者の扱いが難しい。抵抗意志・不審な動作を見せただけで射殺も有り得る米国的な銃社会はともかく。