アイドルは世代が変わっても、結婚・起業・蓄財したりで完全に芸能界からイグジットしない限り、『芸能人・人気商売としてのキャリア』は続く。後藤真希は家族面のトラブルもあったが、ビジュアル含めた電子書籍系でのビジネスでもするのか。
キュレーションという概念は、佐々木俊尚の『キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる』で広まったりもしたが、ウェブやリアルの情報(コンテンツ)をまとめたり編集・共有したりして新たな価値・意味を付与するといった定義になる。
キュレーターは『価値ある情報のハブ(紹介者)となる人物』のことを指すが、facebookやtwitterといったSNSが普及して時間が経った現在では、キュレーションという概念の新鮮味が失われた感はある。
後藤真希のキュレーターとしての資質・影響力はわからないが、現在でも『SNSの情報共有のハブとなるインフルエンサー』のような人は少なからず活躍してはいる。後藤真希のキュレーターとしてのビジネスは、『後藤真希のビジュアル・センス・ファッションなどに憧れる女性層』をターゲットにしていると思われるが、その層がどれくらいのボリュームいるのかが鍵になるのだろう。
少し前までは、男性需要をターゲティングしたセクシー路線の写真集などに取り組んでいたが、ビジネスの方向性をかなり大きく転換していく形になりそうだ。
芸能人のキャリアで、アイドルから長期間にわたって仕事ができるのは『俳優への転換』だが、テレビドラマや映画の一線で活躍し続けられるほど俳優として大成したアイドルはジャニーズ系を除いては少ない。地道に舞台女優として各地での公演を頑張っている人は沢山いるが、旬を過ぎてからが人気商売の厳しさか。