「インターネット」カテゴリーアーカイブ

日中韓首脳会談が定例化へ:歴史認識問題の溝を埋め、FTA(自由貿易協定)の拡大ができるか?

定期的に対話機会を設ける日中韓首脳会談には『相手国の考えが分からない不信』を緩和し互いの意思を再確認する効果がある。歴史を直視すれば、交流断絶は『敵対心の強化・武力衝突のリスク』にもつながりやすい。

日中韓首脳会談、再び定例化へ FTA加速を確認

個人間でも『思い通りにならないから口を聞かない』は間接的な敵意・威嚇の意思表示になり得るが、国家間も『会合・対話の機会を持たない』のは間接的な嫌悪・牽制の意思表示となる。交流しない期間が長くなると『相手国の政策・宣言などのネガティブな解釈・被害妄想』が増え、双方の政府・国民感情も対抗的になりやすい。

日本・中国・韓国の外交関係が悪いこと、中国が人権を尊重しない非民主主義政体であること、日本の歴史的な加害感が弱いこと(韓国の歴史的な被害感が強いこと)、前近代的な儒教の華夷秩序と近代の日本帝国主義の拡大が中韓の劣等感を強めた事など、日中韓には言語化されない背景心理・事情の難しさはある。

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丸亀製麺の“トリドール”、モンスターストライクの“mixi”など株についての雑感

丸亀製麺のトリドール株は、ここ数ヶ月は安値で低迷していたが、実店舗の客の多さからほぼ確実に好決算を出してくると思っていた。16年3月期連結決算、当期利益が384.8%増の26億円という成長力の高さで、株価が長く続伸して1900円台になってきている。

ハワイやインドネシアなど海外進出も積極的だが売上はまだ500億円未満であり、会社の目標は10年後5000億というが、そこまでいくとちょいと大風呂敷すぎる気がしないでもないが……。

アジア圏への積極進出と海外チェーンのM&Aで、うどん食の習慣を根付かせれば年商5000億が可能という、ビジネスモデルの将来性のビジョンは壮大で株を持っていればその夢に付き合える面白さもある。『うどんという日本の庶民食』でそこまで大掛かりなビジネスを目指す経営者の発想が面白いな。

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中学生でも大人でも『人生の絶望・落胆』から自分を救い出す程度のタフさがやはり欲しい:タフかつ気楽であることの大切さ

レイモンド・チャンドラーの小説の主人公(探偵)のフィリップ・マーロウは『タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない』といったが……閉鎖的世界で悩む中学生の逃げ場のないつらさに共感する一方で、大人になってからも『生きる事の圧力・大変さ』はゼロにまではならない。

人に対して優しくはありたいが、あらゆる状況において他人の苦悩を救済できる超人のような人はいない、やはり人生は自分自身でどうにかしなければならないという厳しい局面から完全に抜けきることは難しい。

電車にはねられ中1男子が死亡 名古屋

人生を生きることの困難は『人生を楽観的に甘く捉えすぎること』と『人生を悲観的に暗く捉えすぎること』の両面で起こる。

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“ウェブ上で忘れられる権利”と“個人の賞罰を知る権利”

EU諸国では逮捕歴・前科・失態などを巡る『(ウェブ上で)忘れられる権利・検索されない権利』を主張して、Googleを提訴する動きが数年前から活発化している。

■優先すべきは知る権利か、人格権か 検索結果削除めぐり

EU諸国の民事裁判では、『Googleの検索インデックス』から提訴した個人に不都合な情報をGoogleに削除するように命令する判決が多く、『忘れられる権利・検索されない権利』は裁判所に訴え出れば認められる確率がかなり高くなっている。

『自分が過去に犯罪を犯したという記事・記録』は、ウェブ社会以前には新聞・雑誌には書きたてられたが、よほどの大事件・凶悪事件で無い限りは『人の噂も七十五日』でいつの間にか人々の話題から消えて自然に忘れられていくものであった。

ウェブと検索エンジンがまだ普及していなかった時代には、社会・他人が自分の悪事や逮捕歴について覚えていて話題に乗せたり差別的な対応をしてくるという『社会的制裁』に有効期間があった。

見ず知らずの他人に対する人間の興味関心には自ずから限界があり、かつてはわざわざ『忘れられる権利』など主張しなくても、人は新しい話題・流行や自分の生活の雑事に引き寄せられて、勝手に昔の犯罪など忘れてくれていたわけである。

しかし、ウェブに記載(アーカイヴ)された情報はいくら時間が流れても、『人間の記憶の内容・興味の意識』のように劣化しない、5年後でも10年後でも固有名(実名)・地域と事件名などで検索すれば『○年○月○日に~の罪状で○○容疑者が逮捕された旨』の情報が出てくるので、『不名誉な記憶の亡霊』がいつ蘇ってくるか分からない不安が常にある。

永遠に消えない不名誉な個人情報が『社会的制裁の強度』として適切なものなのかどうかは、『前科のある本人の更生・意識の度合い』によって異なってくると思うが、『殺人・強盗殺人・テロ・無差別殺傷』などの凶悪犯罪はともかくとして『軽犯罪の微罪の場合』にそこまで永続的な社会的制裁を与えることが適切か(更生・再犯抑止に役立つか)といわれるとかなり微妙ではある。

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大阪市小六女児焼死事件の再審開始:なぜ冤罪であっても二人の被告の釈放を多くの人が素直に喜べないのか?

母親の青木恵子元被告(51)と内縁の夫だった朴龍晧(ぼくたつひろ)元被告(49)は、1995年に大阪市東住吉区で小学6年生の青木めぐみさん(当時11歳)が焼死した民家火災で、放火・殺人罪などで無期懲役判決が確定していた。

しかし、本件を冤罪とする弁護団が『車庫燃焼の再現実験の結果』などの新証拠を出したことによって、再審開始支持の決定が出され、刑の執行停止(釈放)となっている。この事件では、有力な物的証拠・目撃情報はなく、捜査段階で強要されたという自白調書の信用性が疑われていた。

2人は公判で無罪を主張していたが、本人の自白は具体的であり信用性が高いとして1~2審では無期懲役の有罪判決、2006年には上告を棄却して最高裁で無期懲役が確定していた。既に20年の長期懲役刑に服しており、仮に冤罪であれば大阪府警・大阪地検の捜査手法の誤り及び見込み捜査の強行の責任は重い。

だが、本事件がこれだけ大きな冤罪の可能性を持っているにも関わらず、二人の被告人に殆ど同情・支援が集まっていないのは、『娘の青木めぐみさんに対する保険金殺人・性的虐待の疑惑』がかなり濃いという推測・予断が一般に広く共有されているからだろう。

二人の被告人の外貌・人相の印象(暴力団風のパンチパーマ・冷たい目つきなど逮捕時の写真の印象も含め)も余り好ましくないものを感じさせること、朴龍晧被告が在日韓国人(暴力団構成員あるいは前科・粗暴傾向などの反社会的傾向があったかは記事からは不明)であるという人種差別的な要素もあるだろう。

小学生の娘になぜ経済的余裕のない生活状況にありながら、1500万円もの生命保険を掛けていたのかについての合理的理由が述べられていないが、200万以上の借金がありながら、『まず普通は死ぬ可能性のない小学生』に生活費を更に切り詰めてでも安くはない掛け金をきちんと払い続けていたのはなぜか。

誰に保険金を掛けようが本人の自由といえば自由だが、元々小学生に生命保険を掛ける親は少ないだけでなく、常識的には借金を抱えた身で、保険金の入る見込みがまずない子供の生命保険料を無理をしてまで払い続ける合理的理由(生命保険以外の医療保険・損害賠償保険などが付属しているとしても)がない。

もう一つは、朴龍晧被告が自白したという義理の娘の青木めぐみさんへの性的虐待・強姦の疑惑があるため、『仮に放火殺人をしていないとしても、母子家庭に上がり込んできた卑劣な性犯罪者なのではないか(それならば強姦罪で起訴立件されていないとしてもそれなりの懲役刑を受けるだけの因果があり自業自得だろう)』という軽蔑・怒り・嫌悪などの大衆感情的な拒絶感が極めて強いことがある。

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水の痕跡がある火星にはどんな生物がいる可能性があるのか?:宇宙探索と地球外生命体の夢

太陽系の惑星では火星は生物が存在する可能性が高い星だが、気温・重力・水だけでも地球より過酷な条件が多い。地球外生命体の発見・テラフォーミング(惑星改造)・惑星間移動は、宇宙に対する人類の知性の挑戦。

「火星に水」があるならどんな生物が生存できる?

火星に大型の生命体や知的生命体が存在する可能性は低いが、『地球の局所的な過酷環境よりも過酷な環境に適応可能な新種とその遺伝子配列』が分かれば、遺伝子工学・医療や薬剤開発への応用に期待できる。ただ地球に存在しない生物やウイルスの取扱いには細心の注意が必要で、未知の毒性・感染力の危険性もある。

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