株式市場の5月は決算の魔境。シャープのように本業悪化で死に体に陥る企業もあるが、カシオやセブン&アイのような史上最高益の好決算でも材料出尽くし(来期懸念)でじりじり下がる。外食企業は強い、プレナス・すかいらーく・吉野家・ロイヤル等は逆に上昇、吉野家は値上げ不安があったが野菜入り牛丼で巻き返しそう……。
テクニカル投資のチャートでは、長期で見ても4?6月は決算(材料出尽くし)による調整期間で大きく株価が下がるリスクが高い時期に当たるが、インデックスでは秋口に入った頃くらいに上がりやすい。ただ金融緩和と公的資金投入の官製相場が終わったり、外国人旅行客のインバウンド消費が落ち込み、国内消費力低迷が顕著になると暴落を懸念してしまう。
続きを読む 決算月である5月の株価下落(材料出尽くし)の傾向とシャープの巨額赤字の要因 →
昔と今では若者の経済状況やコスパが違うというより、『結婚の自明性・義務,他人の人生への周囲の興味や噂』が格段に違っていたのでデメリットは批判・干渉や劣等感だった。中高年世代でロマンティックラブからの結婚の選択はレアで性愛と結婚は不可分である。
結婚は「コスパ」が悪い?議論勃発
結婚そのもの、出産・育児そのものが自己目的化していれば、コスパが高いか低いかは問題にならない。現代では『結婚・子供を通した自らの幸福度』も基準に含められ、『周囲の圧力・人並みの人生や世間体』などに影響される立場や関係にある人(きちんとした雇用・人生設計のレールに乗り同調圧力も強い人)が減っている。
続きを読む 結婚の『コスパ』の高低と結婚の『義務感・強制性』の衰退:なぜ現代は未婚化・晩婚化が進むのか? →
歩くのが好き+本・PCを持ち歩く人が、一度リュックを使い始めたら腕がふさがるバッグ類は使おうと思えない。20Lでも買い物袋が全部入るのは便利だ。登山を始める前はリュックに興味がなかったが、最近は実用性でもファッション性でも気に入って使っている。大人だからリュック(バックパック)を背負ってはならないという不文律はないと思うし、リュックには登山・トレッキングなどスポーティーな用途もある。
ブームの大人リュック、“痛い/おしゃれ”の分かれ目は?
過去にはリュックはオタクっぽいイメージや自分のファッション感覚に合わない感じもあったが、登山・アウトドアを始め『歩くためのハードユースのバッグ+何でも入れて歩ける実用性のあるバッグ』という認識に変わった。大量に買い物してもそのまま歩いて苦にならないのも良い。他人の目線でおしゃれかどうかは二の次になってしまっているが…w
本格的な40L以上の雨蓋式のザックはさすがに大げさなので山登りにしか使ってないが、普段使いのリュックとしてカリマー、コロンビア、ドイターの18L~25Lが3つほどある。色はそれぞれバラバラだが、個人的には黒系統よりも赤・青などちょっと鮮やかな色彩のもののほうが好みである。
続きを読む リュック(バックパック)の“利便性・実用性・ファッション性”について:大人リュックがブームらしいが →
モンストというソーシャルゲームの怪物効果でmixiが復活した。株価は一時の勢いを無くし天井感があるが、16年3月期も売上1850億、営業利益800億でまだ成長できるとは恐ろしい……。
スマホのゲーム市場はそれ以前と構造も層も違うのだろう。
たった一本のゲームのヒットがあれば、その微調整とキャラのコラボだけで1000億円以上の売上が複数年度にわたって上がるのは、ネット企業でも異常な高利益体質だ。まぁ、SNSで利益を出せなかった反動もある。逆にモンスト一本足打法の危うさが今後出るが、10年以上はmixiを存続させるキャッシュは貯まりそう……。
続きを読む モンスターストライク一本で売上1000億円を越え、経営危機をあっさり脱したmixiだが…一本足のリスクあり →
みんなが『単純・短時間の労働』で楽に生活コストを賄える経済の仕組みを作る事は、資源供給に余裕があっても、『高度な専門性や職業地位の価値下落・キャリアの連続性と労働再生産』の点で難しい。
「時給1500円」を求めて…ファーストフード店員賃上げ要求の妥当性
店員や一般事務で時給1500円を貰えると、それ以上の『難易度・ストレス・専門性・長時間拘束のある職種』では、それ以上の給与待遇を考える必要が出るが、仮に店員・事務でも週休2日以上・月30万円以上稼げ物価も同じなら高度な専門性・職種の連続的キャリア(時間・心理の拘束が強いキャリア)で踏ん張る人は減る。
みんながどんな仕事でも時給1500円以上稼げ、物価も現在程度なら、仕事の悩み・ストレスは激減するが、『楽にモノを買えすぎる状態』だと『必要以上のモノ・サービスの消費』が起こるのに『モノ・サービスを全力で供給する生産者数』は減り続ける。モノ・サービスの供給不足によるインフレは共産主義の失敗要因だった……。
続きを読む 最低賃金の時給1500円の要求は、なぜ実現しづらいのか?:資本主義の賃金決定システムと適度な不足感 →
マイノリティの差別減とダイバーシティは自由社会の成熟の反映だが、“LGBT・同性婚の増加”は近代的なヘテロセクシャルや性自認・性役割の自明視・強制への反動の面もある。
AKB48メンバーがLGBTについて討論 峯岸みなみ「女の子と付き合える自分もいる」
男が女を好きになり女が男を好きになり、異性に対してのみ性的に興奮するヘテロセクシャルは、近代では『生産性・生殖性』を担保し人格・性欲の正常性を示唆する社会規範であった。だが先進国ではヘテロな男女の恋愛・婚姻が低迷、『男性の経済力・女性の性や癒しとの交換』が停滞して、異性愛の捉え方に個別差が生じた。
ジェンダーフリーや同性婚に反対の保守派は多いが、『男女結合のヘテロセクシャルの絶対視』に基づく。慣習・ジェンダーとしての『男が求める女らしさ(性愛・癒し・世話等)』と『女が求める男らしさ(経済力・保護・頼りがい等)』が、ヘテロ+男社会の恋愛・婚姻の秩序の必要性と性役割を支えるという認識に立っている。
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政治経済・社会・思想の少し固めの考察から、日常の気楽な話題まで!mixiの日記・つぶやきのログも兼ねてます。