「ニュース」カテゴリーアーカイブ

“生活苦(貧困)・介護疲れ”などを理由にした家族間殺人の増加と自己責任論の圧迫感

現代の貧困は悲惨な事件が起これば『同情論・政府批判』が集まるが目の前の貧困は『自己責任論』で叩かれる。無年金・無貯金の困窮も、健康でもう少し若ければ過去の就労歴を非難される要因になる。

夫婦死亡、殺人容疑などで三女逮捕「生活苦や介護疲れ」

本当に困っているなら生活保護を受ければいいのには…ある種マリー・アントワネット的な他人事の言い草で、生活保護申請で受け得る説教・屈辱・非難を恐れている人は多い、自殺とバーターになる事さえある。生活苦・介護破綻は突然起こるものではなく、じわじわ過去の不足・ツケが積み重なり、気づけば限界を超えている。

中年の長期無職者の再就労の難しさで、面接者が『こんなに長く働かずに何をしていたんですか?普通はもう少し早い段階でどうにかしなきゃと思う』などの自己責任追及の説教モードで来る事があるが、数十年かけて仕事や年金納付が定まらず貧困化していった高齢者も、同様の自信の無さ・不安が強く相談しづらくなっている。

人の自意識や相談の難しさは、『現時点の生活状況・困窮の度合い』だけを見て対応してくれる相手かどうか分からない事であり、過去に負い目があって自省の強い人ほど、生活保護に頼る発想にはいかない。貧窮に対する自己責任の部分も分かっていればこそ、ギリギリまで出来る範囲で働いてダメなら自殺の悲観に嵌りやすい。

続きを読む “生活苦(貧困)・介護疲れ”などを理由にした家族間殺人の増加と自己責任論の圧迫感

大沢樹生と喜多嶋舞の『長男のDNA鑑定』を巡る騒動について雑感

常識的には大沢樹生が被害者だが、DNA鑑定で何をしたかったのかは判然としない。離婚後に関係が悪くなった障害のある息子との親子関係を解消したかった見方もできるが、息子は母親になつき渡米したので結果はお互いが納得いくものなのか……。

松本人志、喜多嶋舞は共演NG「笑いにできない」

『喜多嶋舞が不倫をしていた+血のつながった子ではない』ことで親子関係を継続しがたい感情になった影響もあるだろうが、鑑定以前に『息子が自分になつかない・意思疎通が上手くいかない・自分に遺伝的問題があるのか』等の報道がある。父子の折り合いの悪さの原因を血縁関係がないからではと思うのは一般には不自然だが。

続きを読む 大沢樹生と喜多嶋舞の『長男のDNA鑑定』を巡る騒動について雑感

iPhoneなどスマホの画面を落として割らないための注意。『掟上今日子の備忘録』をHuluで見た。

スマホの画面を割った事はないが、ガラケーでも扱い方が慎重なのか殆ど落とさない。スマホは基本バッグに入れて、ポケットに入れないというのもある。上着ポケットはかなりの確率で前屈時に落とすのでやめた方がいい。

iPhoneの画面が割れたら対処したいこと4つ

スマホカバーも『手帳型』のほうが掴みやすくて落としにくく、画面をぴったり覆っているので軽く落としても殆ど傷はつかない。背面カバーのみのタイプは(見た目のデザインは良いものが多いが)、画面から硬い地面に落とせば割れる。確かに、スマホは修理に出す時に、ハード内部の情報を全消去するのが面倒な所だ。

最近のウェブサービスやアプリは自動でクラウドにバックアップを取ってくれるものも多いので『写真・動画・ゲームのデータ』等を除けば、『DLしたアプリの種類』を紙にメモっておけば良い。ドコモなら写真は純正の『フォトコレクション』も便利である。このドコモ純正アプリは、WiFi接続するだけで全ての写真をバックアップしてくれるので、手間いらずで写真をクラウドに保管できる。

続きを読む iPhoneなどスマホの画面を落として割らないための注意。『掟上今日子の備忘録』をHuluで見た。

チャーリー・シーンの性依存症的な感染・自滅。際限のない人の欲望・執着の深さか。

ハリウッド俳優のチャーリー・シーンがSTDの感染を告白したが、年間約2億円以上も高級娼婦に支払っていたこと、バイセクシャルなことなどがスクープされていた。元妻へのDV問題で慰謝料も年間1億5千万払っているようだが、女性関係のお金の浪費と人生破綻が異常だ…セレブに多いがT.ウッズと類似の性依存症か。娼婦から損賠請求もある。

1日換算で50万円以上も浪費…チャーリー・シーンは最近のハリウッド映画で見かけることはなくなっており、何か実業家・投資家にでも転身してたのか。日本でもチャゲアスのASKAが覚醒剤と性倒錯で破綻したが、一定以上の財産や地位を形成した人が自己の感覚的快楽のみに意識を向けると危うくグロテスクな結末を招く。

続きを読む チャーリー・シーンの性依存症的な感染・自滅。際限のない人の欲望・執着の深さか。

筧千佐子被告の結婚詐欺・連続殺人事件の感想、道路にコンクリートの土台を放置した事件

高齢男性の孤独につけ込む結婚詐欺が連続殺人まで発展した。婚活していた高齢者男性からいくらお金を奪っても足りず、機械的に毒殺を重ねた筧千佐子被告の貪欲と冷淡が印象に残る事件だった。

類似の結婚詐欺殺人で木嶋佳苗の事件もあったが、筧千佐子の青酸化合物による毒殺事件をきっかけにして、警察庁はすべての遺体に毒物検査の検視を実施することを決めている。

追送検の4件不起訴=連続不審死、筧千佐子被告―大阪地検

筧千佐子や木嶋佳苗の結婚詐欺・殺人事件は、個人レベルを超えた時代的解釈としては『男性中心社会・恋愛格差社会への復讐』といった面があるかもしれない。

この金銭目的の婚活殺人を犯した二人は、男にカネ以外の用はないと悟った感じの冷淡さを露わにしている。若い頃には必ずしも女性の魅力で優れた『モテる女』ではなかったことが共通しており、『男女関係において優位に立てそうな男(自分でも十分に魅了できるようなタイプの男)』を選ぶ計算高さも似ている。

続きを読む 筧千佐子被告の結婚詐欺・連続殺人事件の感想、道路にコンクリートの土台を放置した事件

教員の性関連の不祥事と職業倫理の緩み:“現代の性の倫理観・多元性・破滅性”

教職員の生徒に対するわいせつ事件の発生件数が高止まりしているという記事だが、性的な重犯罪を除く『軽度のセクハラ』に関しては20年以上前は現在よりも酷い状況(酷いとさえ思われない認識のギャップ状況)にあったのではないかと思う。

教師が明らかな性的意図を持って下ネタを振ったり、お気に入りの女子生徒と馴れ合いのコミュニケーションをしたり、体育教師が授業中に不必要なボディタッチを繰り返すなどはざらにあったが、それらが事件・不祥事として認識されるための社会的な共通認識がなかっただけだろう。

<教員処分>わいせつ行為で205人 勤務時間外が6割超

性関連の不祥事を起こす教員のタイプは大きく分ければ、『元々子供に性的関心を持っていたロリコン』『性的なフラストレーションや異性関係の不満を鬱積させて発散の場のない欲求不満者』『教職のストレスに耐え切れずに倫理観が崩壊した逸脱者(メンタルヘルスの悪化者)』などになるだろう。

いずれも教職員としての資質・適性に欠けるといわざるを得ないが、残念ながら現状の採用・研修・雇用の仕組みの中では、実際に性的な不祥事を起こさない限りは、表面的にはそういったセクシャリティーの嗜癖性・逸脱性を現すこともないのでスクリーニングすることは困難である。

教員であれば、個人の性嗜好として若い子が好きであるとしても、最低限自分の教え子を異性として見ない(そういったアプローチやほのめかしをしない)という厳格な職務倫理上・人格の尊厳上の線引きができることがプロフェッショナルの条件であるべきだ。

だが正確にいえば、幼児・児童に対するペドファイルが犯罪的な性嗜好障害(人口的に少ないマイノリティー)であるとしても、10代後半~20代前半の若い女性が性的欲求の対象であるという成人男性の教職員は(実際にそういった関係が可能であるか社会的に公言するかを別にすれば)無視して良いほどに少数派であるとはとてもいえず、ある意味ではノーマルな性欲として解釈可能なものである。

大多数の教職員は『教員としての使命感・責任感』『プロフェッショナルな職業倫理』『職業キャリア・社会的身分の保守の意識』において、『プライベートな男女関係・性的嗜好』を職場や教師・生徒の人間関係とは完全に切り離して、日常の職務に精励しているはずであるが、個人の資質・性癖・精神状態を含めたさまざまな要因によって一定の割合で逸脱者・違反者が出てしまうことは完全には回避しづらい。

学校の教員に限らず、男女の間に一定の上下関係(役割関係)が生まれやすく、性的対象になりやすい10代後半~30代くらいの若い女性が多い職場では、男性だけの職場や若い女性がいない職場よりも、『セクハラ・わいせつ・性犯罪の発生率』が高くなっている。

続きを読む 教員の性関連の不祥事と職業倫理の緩み:“現代の性の倫理観・多元性・破滅性”