『措置入院』は自傷他害の切迫した危険がある『急性の精神病患者』に対し保護的に行われるもので、元から反社会的な思想や犯罪計画を持つ『テロリスト・サイコパス・思想犯』を収容し改善する事は不可能だ。
<相模原殺傷>「措置入院」制度見直しへ 政府関係閣僚会議
精神医学を『社会防衛・体制維持(監獄)の手段』として用いた歴史は、精神疾患ではない患者(厄介者・政治犯)を強制的に入院・監禁した『負の歴史』として解釈される事も多い。『公権力+精神医学』に悪意が伴うと正常な人も『複数の専門医の異常診断』を受ければ自分は違うと証明する事が困難となり合法的に監禁される。
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昭和の喫煙率の高さは『文化と慣習・多数派の同調圧力・タバコの安さ(庶民の少ない楽しみ)』によるもので、タバコが男性ジェンダーの格好良さ・大人っぽさを象徴するアイテムでもあったから、早くに喫煙し依存症になりやすかった。
男性の喫煙者率、初めて3割切る 健康意識の高まりなど要因
昭和の時代は不良文化・労働者文化でも企業文化(オフィスワーク)でも、タバコは必須という感じであり(MOZUのようにいつも紫煙が室内でくすぶって煙たく)、『酒・タバコの嗜み』が『社交性の高まり・談話機会の増加』ともつながっていた。仕事の有用な情報が『お約束のタバコ休憩』で取り交わされたりもあった。
労働条件がハードな職場も多く、『お約束のタバコ休憩』で非公式の休みを取りやすい働く側のメリットもあり、皆が喫煙者だったから『ちょっと一服』でジェスチャーすれば、10分くらいは随時に休めた。連れションよろしくそこに上司・部下がわらわら集まって雑談したりで、喫煙文化は人を寄せる娯楽でもあったのだろう。
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○消費増税の低所得者対策の簡素な給付措置だが、住民税非課税は生活保護でなければ世帯の人数でも変わるが『年収100万以下(給与控除後30~40万)』くらいで労働所得者の大半が貰えないものになる。
低所得者2千万人に1万5千円給付方針 政府の経済対策
住民税は所得の約10%の直接税で、自営業・自由業は特にだが庶民にとって消費税以上にかなりきつい税金(滞納率も高い)だ。住民税を支払えるなら『給付措置・減税措置が不要な水準』という考えはバランスを欠くかも。住民税非課税だと国民健康保険・高額療養費の減額措置もあるが仮に年収150万だとその措置もない。
恐らく自己負担感が強いレンジは年収200~500万円台で、自営だと住民税は数十万以上の金額になり、その何倍かの国民健康保険の負担もある(年収500万以上だと月5万を超えMAXに近づく)ので、額面でまずまずの収入があっても手取りは少ない。予算から全員に定額給付するBI型給付は採用できないとは思うが。
給与所得・事業所得で考えると月5万円は少額(週2のバイトでも稼げる額)だが、約2200万人の低所得者(年金生活者・アルバイト・生活保護など)に1万5千円を給付するだけで約3700億円もかかるのは、税源に依拠する救貧対策の難しさも示す。5万、10万くらいとも思うが、全員に無償で配ると大変な金額になる。
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距離のない関係で『自分が相手にこんなにしてあげたの意識』と『相手を動かしたい欲求』を持ち不満の多い現実に直面する。その状況で相手に責任転嫁すれば、『夫源病・妻源病』が起こりやすい。
夫に殺意を抱く最悪のケースも 妻を追い詰める「夫源病」とは
DV・モラハラも関係するが、夫源病の根本は『夫に経済的に依存している状況+自立して生きていくことが難しい自分の意識化』であり、直接にせよ間接にせよ『誰のおかげで生活できるのか(別れたら困るだろう・もっと俺に気を遣え)というメッセージ』を夫が発していて、妻が上下関係・被監視感を感じて緊張している。
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子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)で重い後遺障害を発症した10~20代の女性が集団訴訟。国・医学会はワクチンと副反応の因果関係を否定、WHOは強く接種勧奨する。64人の副反応は『激しい痛み・歩行困難・意識や視力の障害・思考力低下』など重いが、医学会はワクチンと無関係な精神疾患や遺伝子異常とする。
子宮頸がんの約7~8割が、性交によるヒトパピローマウイルス(HPV)感染が原因とされる。HPVは性交で簡単に感染するが大半が免疫で自然に駆除されるので、一度感染すれば自然に治らないわけではない。HPVに感染してもがん化せず自然に免疫で消滅するが、一部が感染持続(長期潜伏)してがん化する。
欧米の医学会・WHO・製薬会社を中心として、10代の中高生にHPVワクチンを接種する事が半ば義務的に勧奨されている(巨大市場でもある)が、このワクチンの有効期間は最長でも10年以下だ。日本の20代女性の子宮頸がん死亡リスク(年間10~30人)は元々低いので、『重篤な副反応リスク』があれば躊躇する。
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○一時的な遊び心や親との喧嘩でふらついている少年少女なら補導・自宅送還も意味があるが、『帰るべき安心できる家がない・親からの虐待や搾取がある』であればより踏み込んだ親子への対応が必要になる。
<大阪・ミナミ>深夜の13人一斉補導 中1殺害1年を前に
帰るべき家がない、頼るべき親がいない、落ち着いて思考できる環境・下地もない少年少女は、夜間徘徊で犯罪に巻き込まれるリスク以上に、昔から仲間関係を介しヤクザや風俗業、犯罪集団のカモにされやすい構造がある。『親など保護者・後見人のいない未成年』は味方を装った手練手管の大人に様々な商売の道具にされやすい。
犯罪、暴力・性・騙しの絡むグレーゾーン、アングラ世界を生き抜いてきた悪賢い大人は、寄る辺ない子供時代を過ごしてきた諸先輩だが、無論『同じ世界に転がる未成年者の将来』など配慮してくれるはずもない。美味しい話や援助の背後には『利益の搾取・一時の使い捨て』があり、最後は自己責任を強いられ泣きを見やすい。
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