「恋愛・結婚」カテゴリーアーカイブ

子供の貧困の話題化と支援の仕方の議論,児童虐待のオレンジリボン運動

『子供の貧困』は、今の日本社会が陥っている『少子化対策』とも相関する。子供の貧困が緩和されれば相対的貧困ラインにある人の出産増も期待できるが、金銭・物資の支援比率を調整して継続的支援ができるかどうか。

子どもの貧困、足りないものとは? 「魚や肉」「絵本」ネットで調査

日本における子供の貧困支援の難しさは、人権意識などから生活が苦しい世帯を『貧困層』とまで断言した支援が難しく、『相対的貧困』という概念に反対する国民(食べていければ貧困とまでいえないの意見)も多いことにある。『中古物資・施設型の支援』は低コストだが、現代では使い回しのお下がりが嫌がられる傾向もある。

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産後クライシス、“夫”と“妊娠中・子育て中の妻”とのすれ違い:男はなぜ結婚生活で気を遣わなければならない事が多いのか?

ジェンダーを離れた男女平等な子育ては人類史上で殆ど経験がなく、先進国でも『人権の理念+男性所得低下+女性の選択権強化』で間接的に要請されてきた。妊娠・出産による女性の心身状態の変化に適応できなければ離婚リスクが上がる。

妊娠中や産後の夫婦によくある、すれ違いのパターン4つ

一昔前は確かに男が父親として母親と同等の育児義務を果たす家庭は少なく、『男は仕事・女は家事育児のジェンダー(性別役割規範)』が社会で共有されていたので、子供ができても男はひたすら仕事をしてお金を入れていれば良かった。母・祖母など家の女性コミュニティが出産・育児のあれこれを担当する事も多かった。

現代ではその性別役割を満たす十分な所得を稼ぐのが難しい現実がある。女性も出産後数年で正規雇用に戻って働く人も増えたし、パートでも女性も基本的には働き続ける社会に移行している。全面的に扶養されている訳でもなく夫が家事をしないと『自分だけ働いて世話までしている被害感』が強まるのは必然だろう。

どうして男だけそこまで気を遣って機嫌を取らなければならないのかの意見も多いが、これは男性原理と女性原理の逆転、『かつての弱い女性の立場に男性が置き換えられる事もある現象面』として解釈できるか。昭和期まで女性が経済的に自立できない事や離婚の不利益で結婚の忍従・苦難は多く妻が夫の機嫌を取る事も多かった。

男性と女性が対等(フラット)な関係でお互いの人格・苦労を尊重しながら協力していくのが『結婚・家族の理想』ではあるが、どちらかが『自分だけ不当に苦労させられている・相手は最低限の役割さえ果たしていない(家にいると邪魔)・私がいないと困る癖に』と思い込むと、『家庭内の権力構造の弊害』が生まれてくる。

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大人っぽく見える子供(精神年齢が高く見える子供)の心理:現代で大人になることの難しさ

大人が設定した『社会的に望ましい早熟な子供像』に上手く適応した状態で、『精神年齢の上昇』とは異なる。『何をやれば大人が喜ぶかの枠組み+子供として評価してくれる大人』があるから大人っぽく振る舞いたくなる。

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現代社会では『相手・状況に対する適応水準としての大人らしさ』はあるが、厳密な意味で『大人としての精神的な成熟』は殆どない。そもそも論としては戦前・戦後でさえも『社会やイエの規範・慣習・寿命(広義の世間と運命)に要請される大人らしさ』があっただけの面もあり、『個人の意識・価値判断の成熟』とも異なる。

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『選択的夫婦別姓』を認める人・認めない人

数十年前から、選択的夫婦別姓を巡る議論は行われているが、この問題に『当事者性を持つ人』は主に以下に該当する人たちである。

■夫婦別姓、最高裁の判断は? 旧姓使用が広がるなかで

1.結婚制度を利用したいが、『旧姓を変えなければならない夫婦同姓』が嫌だったり不都合(不利益)があったりする人。

2.結婚制度を利用したいが、『結婚する相手(主に自分側が姓を変えなければならない女性など)』が夫婦同姓に反対している人。

3.子・孫が結婚するが、『夫婦別姓の結婚は容認できない(相手が自分の家の姓を名乗らないなら結婚を認めない)』という親・祖父母などの親族。

4.子・孫が結婚するが、『夫婦同姓の結婚は容認できない(自分の子が相手の姓になるのなら結婚を認めない)』という親・祖父母などの親族。

厳密には選択的夫婦別姓というのは、『結婚するみんなが夫婦別姓にしなければならない制度』ではないから、本来は『今まで通りに夫婦同姓にしたいというカップル・親族』の選択や利益を損ねるものではない。

しかし、『結婚するみんなが夫婦同姓にしなければならない制度設計』を守るべきである(今までの結婚の慣習・法律のルールに従えないカップルは結婚すべきではなく事実婚にすべきだ)という思いを持っている人たちが多くいるので、『選択的夫婦別姓の議論の余地』が生まれてくる。

選択的夫婦別姓を認めて欲しいという人は『個人主義的・自由主義的・選択的な結婚観』を持っていて、選択的夫婦別姓を認めないという人は『集団主義的・統制主義的・義務的な結婚観』を持っているのだが、『結婚』という男女を経済的・性的に結合させて次世代の子供を育てるための制度の捉え方が変わっている“過渡期”ゆえに起こる論争でもある。

かつては90%以上の日本人が使っていた結婚制度そのものの利用率がここ30年ほどで急激に低下していて、2035年頃には男性の約3割、女性の約2割が結婚制度を利用しないまま生涯を終えるとも推計されていて少子化の原因の一つにもなっている。

『義務的・慣習的な皆婚(女性が男性のイエの一員の嫁になるという旧来的結婚観念)の終焉』と『選択的夫婦別姓・パートナーシップ協定・同性婚の議論の発生』はかなり密接に相関している。

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働いている既婚者(女性)と専業主婦のどちらがお得なのか?:別に楽なライフスタイルが悪いわけではないが。

豊かで娯楽の多い現代社会の反動で“労働が苦役のイメージ+職業上の挫折+労働力・税収不足の統計”によって少子化も進むが、楽しく働ける環境を作れる人が優位な時代ではある。

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『外の労働現場が厳しいから・数十年もフルタイムで働く自信がないから専業主婦になりたい』という消極的な動機づけ、『専業主婦に限らず楽しているように見える人がずるい・羨ましい』と自他を比較するのは、女性に限らず男性でもそういう人はいる。一方、『本人が可能な選択肢』であれば楽をしたければ楽をしても良い。

キャッシュで3億円以上を持つ人が働きたくなければ働かなくても、通貨価値がよほど変動しない限り死ぬまで困らないだろう。安定していそうな職で年収の高い夫を見つけ、夫が専業主婦でもいい(家にいてほしい)といい、自分もそこまで働きたくないなら専業主婦・短時労働でもいい。だが、働かないリスクも生じる。

働いていることによる強みは、自分の力で生み出す『キャッシュフロー』だ。その時点においてお金を稼いでいる(収入の流れがある)のは、昔から持ち続けている『ストック(預貯金・金融資産)』よりインフレリスク・制度的リスクに対してはかなり強い。現時点で稼げないのは、相当額を貯め込んでいても心理的不安が強い。

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美男美女のカップルのほうが、人前でイチャイチャしない傾向があるのはなぜか?:自己評価と鏡像のナルシシズム論

美男美女カップルは公共の場でイチャイチャしないの意見が多いが、社会心理学的な根拠も一応ある。美形は『自分の外観の自己評価・鏡像のナルシシズム』が強い為、恋人の外見や異性に求められる自分の顕示による自己評価の補償欲求が弱い傾向はある。

人前でイチャイチャしちゃう人の心理って?

人前でイチャイチャするは『脳内ホルモンの影響で周りが見えない視野狭窄』と『社会的・性選択的な承認による自己評価の補償(恋人による自己価値の加増)』だが、しない人は『公共圏で二人だけの世界に浸れない人(冷静な観察自我の強い人)』か『初めから自己評価が高い人(魅力・幸せを補償する必要の弱い人)』である。

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