ブラック企業は『過酷な労働環境・低賃金(非キャリア性)・雇用保証の弱さ』の組み合せで生じる問題である。すき家などの外食産業は、『フルタイム・長期のバイト』を主力にする必要があるにも関わらず、待遇がいまいちで将来の不安もあるので人材が定着しない。
ゼンショーの業績悪化、他の外食産業も他人事じゃない?
夜間の一人勤務は、強盗に入られやすいなど従業員の安全・生命に関わる問題でもある。『従業員の給与=コスト』と見なし、給与をできるだけ削減することが経営改革やリストラクチャリングと思っている会社は、今後の先進国では従業員の確保と事業の持続性が危うくなる。
90年代までアルバイトの主力は『フルタイムで働かなくても良い・好きな時間に働きたい・学業や家事の合間に社会参加(小遣い稼ぎ)もしたい』という学生・主婦だったが、近年はバイトの募集であっても『本職の一部・生活費(家族の扶養)のため』という本当にお金が必要で仕事の持続・将来も心配する層が増えている。
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閉鎖的環境で異常な命令を強制するサディスティック(嗜虐的)な犯罪者の多くは、『被害者家族間の協力』をさせない為に『相互の罵倒・暴力・懲罰』をけし掛けた上で、自分が『争いと罰則の裁定者』の立場に立って支配することが多い。自分自身の手は汚さずに、被害者同士で争わせて罵倒の応酬や殴り合いをさせて、正常な倫理観や判断力を麻痺させていくという意味ではかなり卑劣で悪質である。
<リサイクル店連続殺人>暴行は命令されて…栄江容疑者主張
北九州一家殺人事件の松永太、尼崎監禁殺人事件の角田美代子なども、『家族間・夫婦間での罵倒・殴り合い』をさせて、『集団のルールを守らなかった為の罰則(電気ショック・殴打・不眠・排泄の制限等)』を自分ではなく被害者の誰かに代わりに実行させている。
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リベンジポルノ問題も提起した残酷かつ卑劣なストーカー殺人事件だったが、無期ではない懲役22年は元交際相手という要素もあるのだろう。『男女間の痴情の縺れ・未練と執着』への対処の仕方は未成年では難しい部分もある。
元交際相手が控訴=三鷹ストーカー殺人
『相手の執着心・嫉妬心・攻撃性の度合い』を見誤れば、ストーカー殺人までいかなくても別れ際のトラブルは免れない。恋愛が上手くいっている間は、執着や嫉妬も『愛情・誠実』と誤解されるが、相手と別れたい時には『話し合いや常識が通用しない執着心・独占欲』は時に狂気的なしがみつきや加害性に変質し得る。
男は女と恋愛感情ありきの肉体関係を持つと、割り切った関係でもない限り、一定の『所有感覚・独占欲』を持ちやすく、『別離や自分以外の男との関係』に嫉妬や苦悩を抱くものだが、『ダメなものはダメと最終的に諦められる性格・嫉妬を悪意とリンクさせない潔い性格』かどうかという見極めは困難な部分もある。
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小動物の殺害・虐待は共感性や道徳観念を欠く行為障害(反社会性人格)の兆候で、サイコパスの生活歴に含まれやすいが、『親子間の愛着・対話・感情の共有』が欠如した家族歴の問題も想定される。
<高1同級生殺害>冷蔵庫に猫の頭部 現金100万円も所持
弁護士・資産家とされる父親は、謝罪文の文面を見ると法律家・常識人としてまっとうな文章を書いているが、父親の『生活態度・女性関係・妻や子供との向き合い方』などを見ると『子供のためにできる最善のことをしてきたつもり』の部分には疑問も感じざるを得ない。社会的地位や公的言動を踏まえた外面はしっかりしてるが。
海外のサイコパスや大量殺人犯の生育歴は様々ではあるが、経済的には比較的裕福な家庭で育った者もいて、『金銭と愛情を混同させるような育て方・親との愛着(アタッチメント)や共感感情の欠落・虐待や差別感情(世の中には生きる価値のない人間がいる等)の正当化』が人格形成に一定の影響を与えたと推測される例もある。
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STAP細胞研究は小保方晴子氏というリケジョなキャラを全面に立てて発表したため、研究不正の発覚後に『悪目立ちの副作用』が大きく出たが、『理研の意図的な研究プロモーション』に慎重さが不足していた。
<理研>笹井芳樹副センター長が研究棟で自殺 現場に遺書
STAP細胞という科学研究の画期的な成果を、マスメディアを通して一般向けにわかりやすくプロモーションするために、理研は小保方氏というタレントを利用したが、『小保方氏の研究者としての能力・誠実さ及び論文内容の査定』が甘すぎた。感情も大きく関与する『人と人の関係』では科学的視点も鈍りがちだが、指導者としての笹井氏の甘さも含めて、研究不正を後押しする形になってしまった。
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科学者として最高のキャリア・実績を積みノーベル賞候補とも評された笹井氏だが、今まで目立った挫折がないだけに『CDBでの立場の変化・推薦したSTAP研究の否定』に対応できなかったように思える。
「心身とも疲れていた」=笹井氏自殺で会見―理研の広報室長
笹井芳樹氏は日本を代表する科学者であり、理研CDBの実質的な創設者でもあるが、自身が指導した小保方晴子氏の研究不正の認定により、『CDBの副センター長の地位・論文指導者としての評価・STAPを支持する再生科学の方向性』を失った形になり、メディアからのバッシングや下卑た憶測記事の攻撃も激しかった。
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