期待する内容・状況・相手によるが、人がほぼ確実に期待通りに動くのは『毎朝出勤する会社員・毎日帰宅する家族』など、自分の生存や安心において絶対に必要と認識している場合だろう。
「他人に期待したくない」8割が肯定派 「信じて裏切られたくない」との声も
相手がそれをしてもしなくても良いという選択肢があり、自分の存在が相手にとって決定的に必要・重要ではない場合、自分側で当たり前と思っている期待レベルが『一方的で過度な期待』として相手に受け取られている恐れは常にある。家族や会社の互酬性や必要性に近いほどの密接な関係・信頼があれば期待は満たされやすい。
続きを読む 『他人に期待したくない』という心理:人は思い通りには動かず、時に期待外れの反応もある →
日本の結婚は昭和期まで『異性として好きか』より『家の釣り合い・結婚や出産の義務・女性の扶養』が重視されていたから、共生婚でなくても恋愛結婚や自発的な婚内交渉は元々少なかった面はある。
部屋も別、性もナシの夫婦…話題の「共生婚」って楽しい?
共生婚というコンセプトは新しいものに見えるが、昔は性的に物凄く好きでなくても、個人の感情や好き嫌いは少し脇に置いて『家・子供のための結婚生活の責務』を最低限果たすといった意識が今よりも強かったという意味で、『子作り・配偶者の世話や互助・家庭生活や実家の問題の共有はする共生婚』に近い人も多かっただろう。
続きを読む 従来の夫婦関係の常識を否定する『共生婚』はありか?:男女の結びつきを超えた相互扶助の模索 →
人生の各時点の出来事は『一回性』で過ぎ去り、年齢や人生が不可逆な事を考えれば、付き合った人や知り合った人は全て『運命の人』ではある。『運命の人=全き理想・幸福の体現者』ではないが、自分流の物語性が腑に落ちるか否かで明暗は分かれる。
運命の恋人に出会うための3つのヒントって?
『運命』というと何か特別な人物との出会いや驚くような事象のイメージを持たれやすいが、何をしていても不可逆に時間は流れ『運命としての選択・分岐・結果』はかつ浮かびかつ消えている。運命は男女・家族といった対人的なものに限らず、一回限りの生を瞬間瞬間に決定し過去に押し流す『今』に留まる事を拒絶する摂理でもあるように思う。
続きを読む “運命の恋人”に人は出会えるのか?:偶然を必然とナチュラルに思い込める出会い →
中高生の自殺報道が目立つが、いじめでも暴力や金品要求のない『仲間はずれ・軽視無視のタイプ』は対処しにくい。当てつけ・報復の自殺は効果は薄く、気の合わない相手との関係も持続するものではない。
<女子高校生>いじめで自殺か…直前にライン送信 北九州
小学生くらいまでなら『みんなと仲良くの指導』もできて、先生が生徒同士の友人関係にも干渉しやすいが、高校生の年代までなると『?さんを仲間はずれにしないように・?さんも誘って仲良くしてあげて』といった類の指導はやりにくい。生徒同士の自発的な友人関係の好き嫌いを挙げられると強く介入しづらい。
殴ったり蹴ったりの暴力、馬鹿にしたり侮辱したりの悪口、金品を強請る恐喝、命令を聞かせる使い走りの強要などがあれば、いじめの判定はしやすいが、『最低限の事務的連絡だけして余計な口を聞かない・笑顔を見せずすぐに立ち去る』などを嫌悪・軽視の現れとはいえてもいじめと断定・立証できるかは難しい可能性がある。
続きを読む 中高生のいじめと自殺の問題:仲間はずれにされるいじめへの対応の難しさ →
『事前の予定・約束』で埋めるのが確実だから好きな人もいれば、『その場の意思決定・問い合わせ』で即断即決が迷わなくて楽な人もいる。絶対に行かなきゃの主観的重圧だろう。
「約束の日が近づくと憂鬱になる」漫画に共感の声多数 「完全にこれ」「すごいよくわかる」「おれじゃないか!」
約束の日が近づくと憂鬱になる人は、『内向的・心配性』な傾向があるが、それに加えて『体調・気分の不安定さ』もあることが多いだろう。かなり前から約束や予約をしていると、『その日は絶対に行かなければならない責任感』が生じやすいが、体調や気分の波がある人は、コンディション調整に重圧を感じやすい。
続きを読む 約束の日が近づくと憂鬱になる人:事前に予定があると、生真面目な人や一人で何かやりたい人は重圧を感じる →
現代はニーチェの貴族道徳のように『強さ・美しさ』で比較競争するが、『弱さ・醜さに寄り添う心』もまた人を動物と隔てる倫理的本性である。
「見た目問題は障害」バケモノと呼ばれた男性の願い 就活で心砕かれ…「君に会いたい」将来を導いた出会い
容貌障害が『広義の障害』として認知され、心身障害・知的障害と同じく公的支援を受けられるようになる事が目標なら可能と思うが、『自分の心の救済=自己肯定・劣等感克服』を成し遂げるには公的支援に加えて、現代の世俗的な価値判断や他者の反応・選好に振り回されない『自分の核』を構築する必要がある。
『見た目問題』と『美醜問題』の差異を論じたこともあったが、見た目問題は『遺伝子異常・先天疾患や腫瘍・大怪我で見た目が大きく変形・損傷した者』が社会経済的に不利な待遇をされる問題であり、正常範囲の容貌から極端に逸脱して社会生活や就労・交流が著しく困難になったり差別・偏見で心的外傷を受けやすくなる。
続きを読む 「見た目問題」の苦悩と現代のルッキズムの承認欲求:過去以上に容姿・外見に振り回される現代人 →
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