「芸能」カテゴリーアーカイブ

元SPEEDの今井絵理子が自民党から立候補:政治家の適性と知名度の高い芸能人候補の是非

今井絵理子の立候補は『知名度のある芸能人・シングルマザー・聴覚障害の子供・福祉優先度の低い自民』などで色々批判もあるが、『議員の実力・適性のものさし』は国も地方も判然としないものだ。

半同棲中の今井絵理子 選挙後に沖縄に住む父に彼を紹介予定

知名度・ファン・容姿・ライフスタイルで票を集めやすい芸能人・タレントの候補は、政策ビジョンや政治思想、目標と実績を無視した人気投票になるからダメという意見もあるが、当選する候補者の大半は『政党公認・世襲や元官僚・成功者・地域利権』等に関与した人で、個人の政治の見識・主張が決め手になった選挙もない…

そもそも自民党・公明党・民主党・共産党なりが公認した候補は、議会議決において「党議拘束を受ける数量的な勢力の構成要素」であり、「個人の政治思想・政治理念の差異」が党のマクロな思想や方針を超えて実際の政治で表面化する場面・役職はごく限られる。実績として議員立法や重要法案の議論の説得力・優勢等はあるが。

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清原和博選手の薬物による転落:斉の孟嘗君(史記)のエピソードを思う

一流選手の挫折には伊良部氏の自殺があったが清原氏も一時自殺寸前までいったという。華やかな生活・名声・人脈・結婚からの転落と人間不信は辛いが自殺や薬物の逃避から何とか立ち直って欲しい。

元プロ野球、清原容疑者を逮捕=覚せい剤取締法違反容疑―警視庁

多くの有名人や落伍者が、脳に直接的な快楽・陶酔・高揚をもたらしてくれる薬物に逃避する。何も頑張らなくても使用するだけで心地よくなれる薬の誘惑は、精神状態や過去の使用歴によっては耐えがたいものになり得る。だからこそ一回も使用すべきでないし薬物を使いたくなる心理・環境・人とのつながりが既に自滅的である。

違法薬物を使用する者は、不可避的に『嘘をついて生きる人生』を歩まざるを得ず、清原和博氏もその例外ではなくテレビ番組で『薬物使用歴はないとの嘘』をついてその場しのぎをしたが、嘘をつく生き方というのは必然に自尊心と前向きな意欲を奪い取っていき、自己嫌悪から更に薬物に依存する認知を再生産するリスクを孕む。

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山口智子の『産まない人生宣言』と結婚・労働・出産を巡る世間体の圧力:なぜ『産まない人・産まない人生』は批判されやすいのか?

世間一般では、他者に危害を加えない限り、あらゆる生き方や価値観の多様性を認めるという人(相互不干渉の自由主義者)はそれほど多くないし、「自分の選択した人生の生き方」を直接的あるいは間接的に正当化してその正しさや幸せを他人にも認めてもらいたいという人(普通の人生モデルを提示してそれに沿うか否かで価値を判断したがる人)はやはり多い。

■山口智子の「産まない人生」宣言で考える 子どもを持たない選択した女性にも優しい社会

結婚していなければ結婚すべきだという人もいるだろうし、出産・育児をしていなければ出産・育児をすべきという人もいるだろうし、フルタイムの正社員で働いていなければ正社員で働くべきだという人も当然いるだろう。

それが世間一般の『(現代ではやや多様化・個別化が起こって拡散してきてはいるが)普通の人生モデル』だからである。更に、その『普通とされる人生モデル』に沿って生きるためには、現代では特に膨大な時間・労力・コストをかけて、およそ自分の人生のほぼ全体を投資するくらいの覚悟・努力がなければできないのであり、普通だから簡単で気楽にやれるわけではない。

平均所得前後を稼ぐくらいのサラリーマンになるにしても出産して子育てをするにしても、片手間で余力を残して『あれもこれも』でできる生半可なことではなく、中には仕事で心身の健康を崩したり、子育ての仕方を間違って犯罪(虐待死・非行誘導)に転落してしまう人も出て来るわけだから、本人にとっては正に『一度限りの人生を賭けた真剣勝負の取り組み』といっても過言ではない。

結婚生活や出産・育児に関しては、学歴・職業エリートで躓く人も多いのだが、その理由としては『普通・平均に対する侮り(今までの自分は普通・平均レベルの成績・実績まで落ちたことなど一度もないのだからとの過大評価)』があるからという側面があるだろう。

現実には、大多数の人は結婚して子供を育てて夫婦関係・家庭を維持して年老いていく『普通の人生モデル』をまっとうするために、ほぼ自分の持つ能力や経済資源、時間の殆どを賭けなければそうそう上手くいかない。

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SMAP解散騒動についての雑感:SMAPレベルの芸能人でも事務所に逆らって個人で仕事を得続けることは難しい

SMAP解散騒動は『ジャニーズ事務所の匙加減』によって、タレントがどれだけ個人としての知名度・長年の実績があっても、芸能活動やテレビ露出から干されかねない陰湿な力関係を表に出した。SMAPレベルなら非テレビの舞台・営業は幾らでもあるだろうが、テレビに映らなければ世間一般での商品価値は低下していく。

一世を風靡していた俳優や歌手が、事務所からの独立などのトラブルによって、人気・売上が低下したわけでなくても、突然何の説明もなくテレビ露出が無くなり、新曲・新番組・ドラマなどの宣伝も為されなくなる前例は多く、ジャニーズ事務所も過去に『所属タレントの忠誠心』を試す見せしめ的な制裁を行使してきた。

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レトロな魅力の純喫茶と今風のスターバックスなどのカフェの違い、女性が選ぶ「なりたい芸能人の顔」など。

純喫茶・個人経営の喫茶店は『店主の人柄や会話との相性+コーヒー豆とフードメニューの質』で評価が分かれる。スナックとかと一緒で固定客・地元客がついている店は独特な空気があるし、通えばチェーン店の匿名空間とはまた違う。

レトロな魅力で純喫茶ブーム 若い女性も通う「東京の名店」

スタバやドトールなどのチェーン店は、基本は一緒に行った友人知人としか対話しない(他人に話しかけない)匿名空間で、何度通ってもマニュアル接客だけが普通である。地元密着型でカウンターで対面してコーヒーを淹れて貰って飲むような純喫茶(個人店)は、一見はともかく、何度か通えば個人認識され話しかけられやすい。

店主や常連とのちょっとした会話が生まれやすいのも小さな純喫茶の味わいだが、逆に徹底的に匿名的なお客として扱って欲しい人だと、(規模が大きいお店だとチェーン店と変わらない所もあるが)わずらわしく感じる場面もあるかも。チェーン店でも、長い常連なら個人認識の接客・挨拶等をするフレンドリーな店員もいるが。

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大沢樹生と喜多嶋舞の『長男のDNA鑑定』を巡る騒動について雑感

常識的には大沢樹生が被害者だが、DNA鑑定で何をしたかったのかは判然としない。離婚後に関係が悪くなった障害のある息子との親子関係を解消したかった見方もできるが、息子は母親になつき渡米したので結果はお互いが納得いくものなのか……。

松本人志、喜多嶋舞は共演NG「笑いにできない」

『喜多嶋舞が不倫をしていた+血のつながった子ではない』ことで親子関係を継続しがたい感情になった影響もあるだろうが、鑑定以前に『息子が自分になつかない・意思疎通が上手くいかない・自分に遺伝的問題があるのか』等の報道がある。父子の折り合いの悪さの原因を血縁関係がないからではと思うのは一般には不自然だが。

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